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脳log[20141205]



2014年12月05日 (金) 奉仕部っていうのは割と核心を衝いた処方だ。ぼっちがぼっちになるぼっちでいられる所以、気付かずにいることあえて放棄しているものがあり、強制的に他人と関わらせ労をとって与える経験をさせるというのはそれを取り戻し止まってしまっているフィードバックループを再び駆動する力になると思う。アラサーの卓見?■■■@2014-12-12 具体的に書くと、ぼっちは、っていうか俺には、人間関係の力学が見えていない。ギブアンドテイクみたいな原則すら知らなかった。だから気遣い(気違いじゃないよ)に見せかけた言葉の裏を読み合う少女マンガはたいへん勉強になる。知りたくないのに勝手に裏の意味を教えてくれる小町みたいな妹が欲しかった(※6.5巻参照)。初めて読んだシギサワカヤのマンガ(コミックエールだったか)の感想はめんどくせーで、今楽園で連載してるものは理解を諦めてる。でもわからないってことがわかるのは親切な方で、現実は聲の形での描かれ方のように(「作中に散見する「描かれているのに語られていない」ことの意図」)、気付かれなかったことはそのまま流れていってしまう。俺視点のリアルワールドシミュレータってのは入ってくる情報が少なすぎて因果律が疑われるほどの無理ゲーなんだろうな。■べつに裏読みした方が真意である、世の中は悪意に満ちている、というのではない。どういう意図で起こした言動であれ、そこから多面的な意味を見出すことが可能であるから、そういうつもりではなかったと言い訳しないで済むように、自分の行為の多義性に自覚的でありたい。自分自身についてはそうだが、頭の回転が速く世間擦れした人と、悪意から隔離された箱入りと、どちらがいいかはなんともいえない。気付いているけどそれをおくびにも出さない、裏も表も承知しているけど善性を信じられる、というのが最善かな。■「ハル(チャーリイ)」の不幸は悪意に気付けるだけの知能を持ったことではなく、そこに混じって存在していた善意を正しく認めて正当に感謝することができないことだと思うから。