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脳log[20150324]



2015年03月24日 (火) つい最近ブラウザの標準フォントを明朝体にしようとしたけど、(だってほとんどの本がそうだ)、どれだけ文字を太く大きくしても線がかすれがちで実用に耐えなかった。それをコントラストの概念で解決すると。「ASCII.jp:明朝体は絶滅するのか? AXIS Font生みの親の挑戦」っていうかこれまで横線の太さは変わってなかったんかい。■ここに iPhoneでとったブラウザのスクリーンショットがあるけど(ios_iPhone-5_6.0_landscape.jpg(5.0MiB))、Firefoxでメイリオで読んでる普段より感覚的な読みやすさで凌駕してるのではないかという感想を持った(線の色の薄さは気に入らないが)。4Kモニタではそのままの明朝体が実用的になるものか気にしている。■明朝体より楷書体・教科書体のほうがいいのかな?ゴシックでないの全部ひっくるめて明朝体と呼ぶのだと思ってたよ。パソコンでは、ね。つまり、楷書行書草書隷書篆書についてや顔なんとか(顔真?)という人については習った覚えがあるけど明朝体は知らないので、経験的にそういうもの、一段上のレベルのグループ概念だと理解していた。■なんにせよ font-weight:normal(初期値。数字でいうと 400。medium(500)より細い)はゴシック体でもちょっと細いからとテキストレンダラで太らせるのだから、明朝体にとっては細すぎる。がちがちにフォントを指定する場所以外では個別に太めのウェイトを指定することがためらわれるから(間違ってゴシックを太らせたくはない)、明朝体フォントの方でゴシック体と線のバランスをとりたい。ゴシック体よりはちょっと細めの方がきれいに見えるだとかの好みにもこたえられるウェイトのバリエーションがほとんど必須。買えってことなんだよなあ。おおよそ 20000円/書体・ウェイト。■@2015-03-26 たまたま今日読み始めた本のタイトル(DSC00816.JPG)。ひとたびそういう目ができると1ページの中にゴシック体と明朝体と(正)楷書体を見つけてしまうものらしい。フォント名まではわからんがな!「絶対フォント感を持つ人に送る超激ムズのクイズゲーム「フォント検定」 - GIGAZINE」■ありもので解決しようとすると MS Office付属の HG教科書体、HG正楷書体-PRO、それと Tフォントプロジェクトの TPKaisho-GT01のどれかになる。本当は見慣れた形の教科書体か楷書体がいいのだけどこの中で線が一番太いのが HG正楷書体-PROなのでこれにしてる。楷書体ブラウザSS.png。普段見てるサイトも一瞬目を瞠る端正さ。右下へのはらいがかっこいい。でもこの日記はどこか違う。背景が白一色じゃないとか英字が混じってるからだろうか。英数はどのサイトで見てもいまいち。デザインとしての線の幅の変化があちこちインクが滲んでるようにしか見えない。英字部分を Georgia(フォント名)にしてみた>楷書体混植ブラウザSS.png。英字部分だけ色が濃すぎると思ったら(といっても漢字部分も濃いのだからそう不自然ではないと思う) Constantia(フォント名)に替えると形はそのままで線と幅が細くなる感じ。よく見ると系統は同じで形が違うというのがわかるし、一番違うのが x-heightで、Constantiaの方が低くて大文字のちょうど半分くらい。日本語フォントとは合わせにくいかな。漢字をきれいに見せるのに縦でも横でも棒を一本長く貫くといいっていうけど、x-heightが低いと上に突き出た棒の高さとのメリハリや連なった背の低い文字の団子感が最高にかっこいい。混植するにあたって font-familyを指定したくないのでとった苦肉の策が lang="en" を指定すること。Firefoxは言語ごとにフォントを設定できる。IEも言語ごとに設定できるのだけど、IE9は lang属性より文字種を優先してる気がする。英数にラテン語基本のフォント設定が使われてる……見てるのは lang属性でも文字種でもなく文字コード?「OhYeah! - IE の半角フォントは「ラテン語基本」で」 ともあれ Presto Operaみたいに文字種ごとにフォントを指定できたら Webページ側でごちゃごちゃしなくていいし、どのページも同じようにベストなフォントで見られるのに。フォントを合成するっていう最終手段もあるらしいがこれも好ましい手段ではない。■知らなかった。"Constantia is part of the ClearType Font Collection, a suite of fonts from various designers released with Windows Vista. All start with the letter C to reflect that they were designed to work well with Microsoft's ClearType text rendering system, a text rendering engine designed to make text clearer to read on LCD monitors. The other fonts in the suite are Calibri, Cambria, Candara, Consolas and Corbel." Consolasも Constantiaもフォント一覧からひとつひとつ表示してみて選び出した(20080110p01)お気に入りのフォントだ。MSは Vistaでいい仕事をした。「デザインのブログ Windows VISTAの標準搭載フォント|CalibriカリブリからCorbelコーベルまで」■これは CSSだから Webページ側の対応手段。「Firefox 36 が unicode-range デスクリプタをサポート、文字コード範囲を指定してフォントを適用可能に | WWW WATCH」。■「組版」みたいなゆるい語で検索してたら「タイプディレクターの眼」というブログに行き当たった。あまりなさそうなプロフィール……これ(※失礼)昨日ウィッシュリストに入れた本の著者だ。ネット素晴らしい。■たまたま開いたこのページ☞、見出し代わりのリストアイテムだけ明朝体になっていて、どういうフォントを指定してるのかとインスペクトしたら Georgiaだった。おおう、使われてるんだなあ。このフォントについて検索したらそれも当然?「どのパソコンにもインストールされているので、Webフォントが登場する以前は“Webセーフフォント”として使える数少ない書体でした。Webセーフフォントと言うと、ArialやComic Sansなどあまりデザイナーが好んで使わないものばかりという悪い印象が強いですが、GeorgiaとVerdanaの2つは別。海外ではむしろ好んで使われている優等生的存在でした」「見出しでもっともよく使われる二つのセリフ・フォントはGeorgiaとChaparral Proで、サンセリフだとArialとFreight Sans Proです。」■Macでタイトルをファイル名にして保存したんだろうか。「まずコミュニケーション、そのための明快さとリーダーシップ - ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと」フォントによって結合文字が一文字分ずれて表示されたりする。問題の所在がどこかブラウザを替えてテストした時に気がついたけど、本文に複数埋め込まれた広告がすごくうざいのんな。スクリプト無効なので気づかなかった。今や Flashでなくスクリプトが一番の広告ツールだ。Flashもスクリプトも切れるし切っているが、HTML自体が広告と不可分になったら絶望しかない。■Firefoxで lang属性を使わずに欧文フォントを優先使用する方法。「Firefox のデフォルトフォント指定 & UIフォントを和欧混植にする方法font.name.serif.ja = Constantia,HG正楷書体-PROって指定しといたらスクリプトいらない。オプション画面が狂うけどね。■ひげ(serif)が若干うざいことを除けばMS 明朝は悪くない(ただし左に限る)>504.3KiB。低解像度モニタ対応を引っ張りすぎたんだよ。アンチェリはぼんやりだからビットマップフォントがいいなんてユーザーの声は聞かなくていい。解像度(DPI)がすべて解決する。