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脳log[20150115]



2015年01月15日 (木) (14日の話) お風呂で死にかけた。湯船からあがってシャワーを浴びていたがおなかの調子が悪い。あとでトイレに行こうと思うがどんどん悪くなる。漏れそうだというのではない、じっとしていられないようないたたまれないような感じ。耐えられるか……無理そうだ、でも何もできない。気が遠くなってきた。これ命に関わるやつじゃないか? このとき、自分はのどが渇いているのではないかという疑問を持った。シャワーからはお湯が出続けている。正直に言うと毎日シャワーで口の中を流しながら歯を磨いている。でも飲み込んだりはしない。水道水だし、シャワーだし。1度2度思い直したのちふた口飲み込んだら、不快ではない。じゃあやっぱりのどが渇いているのかともうふた口み口と飲み込んで様子を見た。良くはならない。全裸で助けを求める姿を想像した。まだその時ではない。全裸でうんこを漏らしながら助けを求める姿を想像した。そんな時は断じて来ない。風呂場の便意は急速に進行すると経験が告げている。まだ我慢できるがあわてて腰にタオルを巻いてトイレに入った。じっと座っていられずふらつく上半身を肘をついて支えながら数分ぼうっとしていると、すっと体が冷えて(空気の冷たさが感じられるようになって)、それまで体温が高すぎたのだろうということと危険が去ったことがわかった。それは体の方の話で、こんどは首から上の異常が意識されてきた。視野は白い光に包まれて狭く、耳は閉ざされていたし、平衡感覚もおかしかった。首から下がしゃっきりしていたので幾分冷静に2、3分座っていると頭がはっきりしてきた。寒い。冬に風呂上がりの全裸トイレは寒いのが当然なのだった。当たり前の感覚が戻ってきた。おしりを拭いて濡らしてしまった床を拭いて濡らしてしまった便座カバーを外して水を流してお風呂に戻った。自分の部屋に入ると最近はわからなくなっていた、ストリーマユニットを通った空気のにおい(森の中の青臭いようなの)がこれまでになく強く感じられた。死にかけのオーバークロック状態?■お風呂で汗を流そうとするなら事前に水分を、のどが渇いていなくても、とっておくこと。体の状態によっては43℃のお風呂でも人を殺せるのだと認識すること。生命の危機に際してあからさまなアラートはない。それを発する(いや、受信する?)ことができる脳の機能がもう低下している。生存のために必要なのが水だということすら判然としなかった。