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脳log[20151023]



2015年10月23日 (金) 「片付ける」と言うとき、人によって意味するところが違うことに注意が必要。「片付けられない人が知っておくべき考え方 - ジブンライフ」■「ぼくはレジ袋をために溜めこんで、約100枚を大きなケースに入れ、押し入れを占領させていました。 ですが、溜まっているということは使っていないということですから、思い切って3枚を残して捨てました。」一部の片付け大好き片付け上手さんにしてみれば、押し入れを占領するレジ袋100枚は片付いていると見なされる。それに飽きたらず新しい箱(余分に空間を使用する)を用意し、新たな「(要不要の判断を抜かして)きっちり片付けられた物」に定位置を与える。見苦しいのでしまいましょう。見苦しいのでおおいをかけましょう。それで満足できちゃうんだなあ。■物を買うときには捨てるときのこと入れ替わりに捨てる物のことを考えなければいつか破綻する(次々に別の家を用意できる人は別だけど)。物をため込む人はため込んだ物を活用する技術を持っていてその機会を見逃さないことが求められる。一か所に穴が空いただけの古着を捨てないための技術が欲しい。捨てるにはもったいない高機能で気に入っていた柄の布地なんですよ。■収納箱それ自体も場所をとるため、収容できる物の総量は箱がない状態よりも減る。また、内容量にかかわらず内容量以上の場所を常に占有する。安易に持ち込んだり持ち込ませたりしてはいけない。奴らは片付け大好き片付け上手さんだ。喜んで部屋中を収納箱で散らかして(部屋中に収納箱を散らかして)満足してしまうだろう。箱を導入するなら、一括での移動のしやすさ、引き出しによる一覧性の向上(ただし引き出さなければ一覧できない)、一定の枠と形を与えることで上方の空間を有効利用できるようになる、など、箱のコストを上回るメリットを見つけておかなければいけない。これは収納箱の要不要の判断であり、言うまでもなくその前に、収納する予定の物の要不要の判断がなされなければいけない。