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脳log
[20180307]
2018年03月07日 (水)
何週間か前の電子レシートの試行に関する新聞記事。スマホに表示したバーコードだか QRコードだかを読み取らせるという手順を読んで、逆じゃないのって思ったんだけど、主従の想定と実際がそもそも逆だから読み取る/読み取られる側が入れ違ってるように感じられたんだろう。■想定を入れ替えて実際を想像してみよう。レシートを保持するのはスマホではなくサーバー。スマホが自身の IDを提示し、それを読み取ったレジがレシートと購入者とを関連付ける。Tポイントカードがやってることだわね。購入者がレシートを確認するときはサーバーにログインして IDに関連づけられたレシートを表示してもらうのだろうか。ここが Tポ~とは違うところ。■現金使用不可の実験的店舗が最近ニュースになったけど、同じように一部の利用客を切り捨てるか、紙と電子の併用で店と客の設備と操作と確認手順が増えるのがせいぜいの行き着く先ではないか。フォーマットされたテキストファイル(※妥協してテキストデータ)なら自分で管理することも、フォーマットを読み書きできるプログラムで管理することもあり得るけど、外にデータがあって閲覧させてもらう形態であるなら、事前登録の面倒も後腐れもない紙を選ぶ。■若者の適応能力。老害。世代交代を待つのみ。今現在当たり前にある「それ」が存在しない世界を想定できる(経験してきた)のを強みにしつつ、固執しないようにしたいよね。俺は無理。■おむつを裁断してトイレに流せるようにできないかという想定を、こちらも最近読んだ。ありえない話だと即断しかけたけど、介護の現場で廃棄や衛生の問題が生じており、実際に動き出せば解決できない問題ではないのかもしれない。こういうのを発想できること、行動できることってすごいね。未来を作ろうとしてる。■俺がスマホや Windows 10になじめない点に、中心に据えるものの変化がある。以前はファイルだった。Windows自体がファイルの集合だし、自分が扱うものもファイルであり、ファイルを選んでからそれを開くプログラムを選択していた。今はアプリやサービスが中心にあるように見える。そこが合わない。ファイルはファイルシステムというプログラムも OSも乗っかる基盤の上に実体を持っており扱う対象として確固たるものがある。それを読み書き表示するプログラムなんて交換可能なフィルタみたいなもので、ファイルの見え方は変えても本質には触らない。電子レシートのフォーマットを統一するのはいいと思う。でも中心に電子レシートアプリを据えて電子レシートのデータそのものを利用者から遠ざけるなら、俺はいらない。■最近の話題。タニタの体重計だったか、クラウドサービスが終了するから代替となるプログラムがリリースされ、それを使うとクラウドサービスが生きていたときよりも簡単に体重計の生のデータに CSV形式でアクセスできて Excelなどでの自己管理に重宝するという皮肉な一面があったらしい。こういうことなんだよ。まず第一に自分のデータを自分で所有できているべきであって、その応用利用は本来二の次でなければならない。個人の選択で自分のデータをアプリやサービスに投げ渡して利便性を享受するのはいいが、自分のデータを人質に取られている状態からそもそもがスタートするのは到底受け入れられない。■ここに(正確かどうかは知らないが)図がある>「
経産省やNEDOら、電子レシート標準化の実証試験--家計簿アプリなどとの連携に向け - CNET Japan
」。「電子レシートセンター」の存在が邪悪だ。中立無害のふりをしたコストセンターであるあたりが特に。つまりなんだ、(元)役人が給料をもらうための設備なのか。■媒体は違うけどおむつの件>「
”紙おむつ下水道で処分” 国土交通省が検討へ | NHKニュース
」
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