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脳log[20201003]



2020年10月03日 (土) 平均寿命と平均余命。■社会科か家庭科か忘れたけど、学校で習ったときは結局よく理解できなかった。教科書には平均寿命とは0歳時点での平均余命である、みたいな定義が書いてあるんだけど、そのことの意味が腑に落ちなかった。今でもうっかりするとあやしい。■どういうことか。今年の発表で日本人の平均寿命が86歳(仮)ですよ、みたいなことが言われるとする。60歳の人が、じゃああと26年は生きられそうだなと考えるのは、概ね間違いではないけど、期待に一方的な偏りがある。現在60歳の人は60年生き延びてきた実績を持つ選ばれし者なので、平均して26年以上生きることが期待される。それが60歳の平均余命であり、0歳の平均余命である平均寿命との違い。たぶんね。■しかし、平均寿命の根拠となるデータは過去のデータであって、生まれたばかりの赤ん坊の寿命はこれからの環境に左右される。平均寿命が当てになる根拠って何だろう。大きな変動がない? トレンドを加味した予想(外挿)?■平均寿命は86歳(仮)ですよ、86歳の平均余命は何年ですよ、というのが最も当てになる数字ではなかろうか。ま、こんな素人考えの及ばないところまで保険会社の人は考えていることだろう。儲けに関わるからな。■平均寿命のイメージって、人口を年齢別に分けて、それぞれに平均余命を足して平均したものって感じ。実際どうなんだろう。