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脳log[20211201]



2021年12月01日 (水) スラム化が促進するアパートの“空室”問題 それでも郊外のアパートが増え続けるのはなぜか | 文春オンライン」■記事の内容には興味がないんだ。因果関係を確かめるために最後のページまで読んでしまった。3ページ目から。「空室率の上昇は、アパートのスラム化を促進する。」 促進するが自動詞でもあるなら記事のタイトルはどちらの意味にもとれるけど、そうではないのでどちらがどちらかわからなくなってる。まあ、ポジティブフィードバックがありそうで区別の必要がないような気もするが、そういう意図があって書かれてはいないと思う。■空室問題は誰の問題か。執筆者の経歴はこちら>「牧野 知弘 プロフィール | 文春オンライン」。記事の最後には『空き家問題』という著書へのリンクがあり、そのレビューによると、空き家問題を抱える個人にとっては期待はずれの内容で、日本の税や住宅政策を原因とする構造的問題を取り上げたいらしい。だけども記事の方は違う。タイトルや最終ページの最後の方の内容(「空き住戸の多いアパートは住んでいても気持ちが悪く、治安も悪化する。住環境の悪化を嫌う住民は他の新しいアパートに移り、懐に余裕のない住民だけがアパートに残る。当然賃料の引き上げには応じる余裕はないし、その気もない。住民層も若年から、もはや世の中の動きから取り残された高齢貧困層などに替わっていくだろう」)からはそういう大きな問題意識は伝わってこない。空室問題は問題なのか。記事からはそこが読み取れなかったのでプロフィールから著作のレビューまで読むことになってしまった。■政策ミスによる無駄の誘導は是正してより価値あるものを残すべきだと思うけど、それを大家の問題に矮小化しているようにしか読めない。そして大家が抱えることになる問題は(お金がない)住人視点では問題に見えない。