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脳log
[20220717]
2022年07月17日 (日)
「
「夜の運転は注意しないといけない」を×とし、「昼も注意しないといけない」、つまり、問題文から「昼の運転は注意しなくてもよい」を読み取れないと免許は取れない。 - REV のブックマーク / はてなブックマーク
」■これって免許試験に関する定番の不条理ネタなんだけど、つまり自分はネタだと認識してるんだけど、あまりによく見かけるのであえて否定したい。■たぶん元ネタにあたるものはあって、それは教習所で自習に使える模擬テストなんじゃないかと思ってるけど、自分はほぼ利用しなかったので判然としない。■本番では問われないだろうと考える理由は、「夜の運転は注意しないといけない」は、たしかに日常会話ではそれ以外の状況では注意を必要としないことを含意することが多いし、それを読み取れた方が会話がスムーズだけど、免許試験が問うのは法律で定められている事柄であって、書かれていないことを読み取る能力は求められていないし、むしろ勝手に読み取ってはいけない。そのような理解を問う試験において、出題側が解答に書かれていないことを勝手に読み取り、屁理屈で減点をすることはなかろうと思う。■このネタが広く受け入れられる理由は、書かれていることを書かれている通りに読み取れない人間が感じる(故なき)不条理に慰めを与えるからだろうと思う。免許試験の問題にひっかけはないよ。正しく過不足なく文章を理解する能力が求められているだけ。もう昔のことなので今改めて試験を受けて同じ感想が出るかどうかはわからないけど。■たとえばこれが「注意しないといけないのは夜の運転だ」だとまた話が違ってくるかな。「普通自動車は高速道路を走れる」と「高速道路を走れるのは普通自動車だ」が違うのと同じ。同値関係なら入れ替えても意味は同じだけど、「A は B」がまず意味するのは A が B に含まれるという包含関係なので、同値であることを確認せずに入れ替えたら意味が違う。違うのに一緒くたにするから不条理が生じてネタになる。
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