最終更新: 2023-02-08T02:07+0900
a = b = 0 # 初期化 a += b += a += 1 # 本題 p a #=> 1? 2?
右から順番に a に 1 を足して(a=1)、b に a を足して(b=1)、a に b を足して(a=2)、と考えると間違える。「自己代入」を読むと「この形式の代入は
」と書かれている。一番右の 式1 = 式1 op 式2
と評価されます。ただし、op が &&, || の場合には(略)a += 1
が評価される前に一番左の a +=
が a = a +
と分解されていて古い a の値が評価中の式の値として一時的に記憶されているのだと考えられる。a の値は 1 になる。ちなみに C++ では 2 になった。
この前の ABC288-D が解けなかった理由のひとつにはこの罠に気がつかなくて合わせるべき数字がそもそも間違っていたということがある。それがなくても解けなかったのもたしかだけど。