/
最近
.rdf
追記
編集
設定
本棚
翌日へ
前日へ
脳log
[20230312]
2023年03月12日 (日)
[AtCoder] 今日あった
ARC158
のふりかえり。■A 問題「
+3 +5 +7
」(茶 diff)。最初にわかるのは、差を2か4単位でしか詰められないから、3数の偶奇がすべて一致していないと揃えられないということ。偶奇が一致していたら、考えやすいように3つの数をすべて2で割っておいた。そうすると1回の操作である要素に1を足し、別の要素に2を足すことになる。1操作あたり3を単位として最大の要素との差が詰まるので、へこんでいる2要素のへこみ具合の和が3の倍数でなければ揃えられない。ここから2つの場合に分かれる。へこんでいる2要素の小さい方に +2、中くらいの方に +1 をしていくのだけど、最小の要素が真ん中の要素に追いつくのが早いか、真ん中の要素が最大の要素に追いつくのが早いか。簡単なのは2要素がへこんだ状態のままお互いの差が詰まる場合。この場合は1操作あたり3の最大効率で全体を均すことができる。一筋縄でいかないのがありがたくもサンプルのいの一番に提示されている、先に2つの要素が並んでしまって1つだけがへこんだ状態になるケース。1要素に +3 することはできないので、2回の操作で3つの要素に(+2+2),(+1+0),(+0+1)することになり、結果的に2操作につき3の効率で差が詰まる。という感じにステップを刻み、泥臭く場合分けをして答えを出した。
提出 #39675549
(AC / 269 Byte)。本当はステップも場合分けもまとめられるものはまとめた方が良い。式が3つあればバグは3か所に潜むし、場合分けにより実行パスがテストケースごとに分かれてしまうと、実行されないパスのデバッグ機会が限られてしまう。たとえば、ツイッターでちらりと見かけたんだけど、操作を +0,+1,+2 と見る代わりに -1,+0,+1 と見ることができるらしい。そうすれば2つの場合分けが、まず2要素が並ぶまで次に3要素が並ぶまでの2ステップに共通化できそう(場合分けがステップに変わっただけで減ってないように見えるけど、さっきの提出ではそれぞれの場合で2ステップの処理をしていたので2×2が2に減る見込み)。
提出 #39706817
(AC / 194 Byte)。シンプルになった!■B 問題「
Sum-Product Ratio
」(水 diff)。すべての要素を1以上に限定して考えてみた。分子は3要素の和で、分母が3要素の積。和より積の方が早く大きくなるから、大きい要素を使うほど分子に対する分母の比率が大きくなり、全体として値は小さくなる。逆の場合は大きくなる。本来の問題に戻ると、ここに負の値が加わってきて、さらに正数、負数の個数が3未満だったりして正負混合の場合も考えなければいけない。具体的に考えるよりも最大値最小値を作りうる極端な値(正数の最大最小値、負数の最大最小値)を 12 個まで取り出してきてテキトーに組み合わせることにした。
提出 #39678373
(AC)。正直 B 問題の方が A 問題より簡単だった。■C 問題「
All Pair Digit Sums
」(青 diff)。解けてないよ。繰り上がりをどう処理していいかわからなかった。具体的な組み合わせを考える N^2 が許されない制約だけど、繰り上がりの連鎖は完全に個別の組み合わせに固有なので。組み合わせを考えるにあたり、ある桁について、繰り上がってきた1がある・ないと分かっている集団の内部では、桁の数字で一括りにして計算ができる。案外1の位から順番に繰り上がりの有無で分岐と分裂を繰り返していくと、組み合わせを考えるべき個々の集団は先細りで消えていったりするのかなとムシのいいことを期待したりもして。でもうまく実装できないのでは祈って提出することもできない。足し算をビット演算に分解できないか考えてみたりもしたけど、足し算は消えない。以前に本から抜き出した文が言うように、足し算は強力なのだ。「
キャリーの連鎖が単一のビットをその左側にある全ビットに影響させることができるという事実から、広く認識されていない形で、加算を特別強力なデータ操作演算にしている
」■■■@2023-03-13 精進。C 問題。
kotatsugame さんの動画
を見ていたら k 桁目を見ているときにその桁の数字と同時に 10**(k-1) で割った余りを持てばいいと教えてもらった。たとえば A={1234,9876} だとして 10^2 の位に注目しているとき、(2,34),(8,76) を処理対象にする。余りの部分は小数点以下の数字みたいなもの。言われたら、たしかにそれでできそうではあるけど、でも、そういう発想はたぶん待っていても出てこなかっただろうな。
提出 #39714388
(AC / 3055 ms)。自分で書き始めたから動画を見るの中断してしまった。3055 ms は
他の人
の2倍3倍遅い。まだどこか頭を使わずに指を使って数を数えているところがあるみたい。
翌日へ
前日へ