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[20240815]
2024年08月15日 (木)
THERMOS の真空断熱マグを新しくした。新しいのは JON-481 STG で、古いのは JMK-500 BK。調べたら古いのは 2008 年の 10 月に購入していた。16 年前だ。理由は最近になって頻繁に漏れるようになったから。一度パッキンを新しくしているし、栓とパッキンのセットも一度新しくしているけど、もう消耗品が手に入らない。仕様の違いによりいろいろと得失がありますね。プラスチックの飲み口と、金属の飲み口。栓の大きさによる栓を介した冷めやすさと飲み口の広さ。2ピース構造の栓はパッキンが2つあって、潜在的な漏れ要因と洗浄パーツが増えるけど、傾けたときに(しっかり保温されていて熱いかもしれない)中身が飛び出してこないような仕切りを設置することができていた。新しいものは栓1パッキン1と簡略化されているが、一長一短というところだと思う。ところで、栓とパッキンが一体であることをうたうものもサーモス含む複数メーカーから販売されていた。それはやりすぎだと思う。あるメーカーのものは、どうやって洗うのかがわからなかった。今まで使っていたもので苦労していたから知っているけど、細い隙間に茶渋を含んだ液体がたまる。メンテナンスのしやすさを考慮していない道具は信用できない。サーモスの栓パッキン一体タイプは、一体といいながら一部を取り外して丸洗いできるメリットが強調されていて、洗うことを考えている点でその点が不明だった他メーカーより信用できるが、とあるレビューで自転車に取り付けるとカチャカチャうるさいと書かれており、まさしく一長一短だなと。そもそも栓パッキン一体が失敗だったのだ。パッキンだけなら 200 円程度だが、栓パッキンだと 800 円する。パッキンの抗菌防カビは実際に意味があるが、それにも時効がある。一度生えると増えるのは早い。ライフサイクルが異なるものを一体不可分にするのは設計判断としてどうか。ネジ式とワンタッチ式にもそれぞれの得失がある。形状の複雑さからくる洗いにくさと壊れやすさ、漏れへの不安から、便利さを全く評価しない自分はネジ式一択になる。必要ではないからこそ便利だという評価になっている。タダで手に入る便利さなら結構だけど、一長一短の便利さは不要。ところで、新しい方はてっぺんほどすぼまったテーパー形状で、筒も細身だ。新旧で容量が同じで長さもほとんど違わないのだから、細いのは製造技術の進歩なのかもしれないが、径の小ささとテーパー形状とフタの薄さが合わさってとても開け閉めがしにくい。力がいるし、滑りやすい。古い方は径が大きいのもあるし、頭が張り出した逆テーパー形状なのもあって、開けるのに握りやすいし、提げるのにすっぽ抜けたりしなかった。このフタの形状こそタダで手に入る便利さの例だと思うんだけど、どこにコストを見出して以前は具えていた使いやすさを捨てたというのか。ものを作る人間がおしゃれ感のために人間工学を捨てるようなことがあれば軽蔑するよ。何も捨てずにかっこいいものを作るんだ。
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