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脳log[20110321]



2011年03月21日 (月) セキュリティホールmemo 経由で、「原発がどんなものか知ってほしい(全)」。追記@2011-03-28:「怪文書「原発がどんなものか知ってほしい」の功罪|猫惑星日誌」俺は「原発がどんなものか知ってほしい」を今回の件で初めて読んだ。現場を知る人間の言葉として真実が含まれると思って大真面目に読んだから、それを 99.9%でたらめだと断じ、最後には人間の可能性や信念に訴える「原発がどんなものか知ってほしい(妖精現実 XMLアーカイブ)」が原発推進のために、踏み台になる(限られた、自分以外の)人々の境遇に目をつぶり便利な生活を捨てられない読者を誘導するプロパガンダにみえる。立場が違えば見えるものも言うことも違う。もう一つリンク。ファインマンさんの文章を孫引き「宇宙船の故障と、それによる人命の損失の確率については、 人々の間に大きな意見の隔たりがあるようである。この見積りは およそ100分の1というものから、10万分の1というものまであった。 高い確率は現場のエンジニアからきたものであり、いっぽう非常に低い確率は NASA上層部からきたものである。これほどの不一致がおこる原因と、 それがもたらす帰結はどういったものであろうか? 10万分の1の確率といえば、 これは300年のあいだ毎日スペースシャトルを打ち上げつづけても 1回しか失敗しないということを意味する。だから私たちは こう尋かなければならない。「この宇宙船に対して、 NASA上層部がこれほどまでに絶大な信頼をおいてしまった原因は何だろうか?」と。」電力会社の上層部ってのはこうですから「91年の関西電力・美浜原発2号機の蒸気発生器細管破断事故や、95年の「もんじゅ事故」、99年の茨城県東海村の臨界事故では、原発への不安が高まった。しかし、電力会社はいずれのケースも、部品の施工ミスや設計ミスなど「想定外の事象が原因」と強調。07年の新潟県中越沖地震で東電・柏崎刈羽原発が全機停止した時も「原因は変圧器の火災。原発の設計構造そのものに問題はない」と、深刻な事故につながるリスクを否定してきた。」想定外の、決して低くない確率で起こる「事象」にそなえる気があるのやらないのやら。そういうのが積み重なって大事故につながるんでしょ。電力会社と国は原発が(許容できる程度に)安全だ不可欠だとこれからも信じさせることができるんでしょうかっ。