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脳log[20150309]



2015年03月09日 (月) GDPの年率換算。数字を4倍することに意味があるのかとちょっと検索してみた。まず、単純な4倍ではなく複利を計算するように ((1+四半期GDP)^4-1)×100(%) という式で求めるらしいのがわかった。当然行うべきだろうと考えていた季節調整は信用できないことが知られているらしいこともわかった。なので前期比より前年同期比の数字の方が使えると。■ところで、第一四半期、第二四半期と年度内の確定数値が積み上がっていくと思うんだけど、それを使って不確定部分を減らした年率換算GDPを計算したりはしないんだろうか。というか、四半期ごとに直近4四半期のすべて確定値に基づいた数字を出せばいいんじゃないの? 結局、年率換算しておきながら年間を通した GDPに興味があるわけでなく、四半期ごとの数字をいじくって並べて一喜一憂したいだけなんだろうか。■そもそも積算値である GDPが(国家にとってはともかく)いち国民にとってなんぼのもんじゃというのもある。Ganbare! Nissan! Pulsar! その値にしたって無駄をそのままにして右往左往してるだけで積み上がっていくようなものだ。経済が一国内に閉じて自給自足できているならその数字にも意味があるかもしれないけど……ってそういう目的には経常収支を見るのか。GDPは規模の数値で回転の大きさを、経常収支はそのサイクルに出入りする流れを表す。一番まずいのはなんだろうね。緊縮財政で流出を絞り副作用で流入も減ってしまい回転が止まる(止まりはしないが自給自足でどれだけの規模(規模を構成員で割ると豊かさ)が維持できるのかって)こと? 回転を維持しようとするも流入が思わしく増加せず回転半径が際限なく縮小していくこと? 錬金術はこれへ抵抗して見かけの規模を維持するための姑息な手段で、実質がついてこないといずれ化けの皮がはがれる? 内需とかフローが関連ワード? 均衡点はどこだろう。それを決めるのは天然資源じゃないのだから人への教育? さんざん聞いたような話だ。散々に繰り返しの意味はない? その用法はジーニアス和英辞典にしか見つからなかったし、再三の間違いじゃないかって意見がある。■緊縮財政ってなんだ?単に規模を減らすだけなら息を止めて窒息するようなものじゃないか? 国外に向かう金の流れを国内に向けるために積極的に支出するのがいいんじゃないか?■日本人は iPhone大好き(最近はドイツ車も好き)だけど国産品信仰も(手前味噌が過ぎて気持ち悪いのだが)わりとあって、エネルギー買い付けによるロスを最小にするだけで良くなりそうなもんだけど。あとはなんだ、国内産業が消費者のニーズをどれだけカバーできてるか?国内に需要があって金が稼げる分野……ってのが医療とかロボットなん?■イメージ先行でさっぱりまとまらない。■重点政策で検索したら「自民党重点政策2014 | 政策 | ニュース | 自由民主党」ってのが見つかったけど、重点といいながらいったいどんだけのことに目配りする必要があるのか。中央管理で扱いきれる複雑さを超えてるよ。もちろんそうはなってない?■@2015-03-19 引き続き『[単行本] アンドルー・ゴードン【ミシンと日本の近代―― 消費者の創出】 みすず書房』を読んでるんだけど、まあ、俺が考えつくようなことは戦前の日本でとっくに実行されていたりする。それから労働に関して、デジャヴを感じる、むしろ現在よりも日本人の気骨と洞察を強く感じる、経過が第一部とくに「ヤンキー資本主義に抵抗する」の章に描かれている。やっぱり現在はルールに従順すぎて思考停止してる人間が多すぎるんじゃないだろうか(20110830p01)。少なくとも戦前の方がましに思える。