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脳log[20151006]



2015年10月06日 (火) 「号泣」■ちょっと前からちょいちょい気にしてるんだけど、号という漢字の意味を考えると気易く使える言葉ではない。■とうにファンタジーではあるけれど、男だったら一生に一度とは言わないまでも二度までしか許されない風潮があったりなかったり、その場合でも身も世もなく泣き崩れるようなのは……。■最初に「ちょいちょい気になってた」と書いたものを「ちょいちょい気にしてる」と改めさせた心の動きはどういったものか。~が気になると書けば、気にさせる何かが対象に存在して(難癖をつけて)いると受け取ることができるが、~を気にするのはあくまでも本人の意識にのみ関わることで、対象に自分個人の規範を押しつけることを避けられるのではないか、という臆病な心理に基づいている。■もっとも、なんでもかんでも受け身にして主語を曖昧にし自らの責任を回避しつつそれを神の意思であるかのごとく錯覚させ強制力を得ようとする風潮や、なんでもかんでも~させていただくことで卑屈に自分を殺しつつその実相手の意向はお構いなしの風潮や、とうとう受動も能動も区別するのをやめてしまって語尾を省略するので能動態にしか見えないのに受け身であるような文が広がっているのを嫌悪していて、「それ(その不都合なこと)をするのはお前だろ!」「それ(その大したこと)をやったのはお前じゃないだろ!」、どっちでもいいなら能動文にしようという傾きもある。