125 N・m
だという。すごいねーと言われても、それがどれだけ強いのか見当がつかない。それはよろしくないね。トルクレンチ持ってないしね。■検索したりはしない。そんなお勉強は嫌だ。でも 9.8倍すると kgf・m を N・m に換算できることはどこかで読んだ。1 kgf・m = 9.8 N・m
ってことだ。■9.8っていうのはたぶん g(重力定数) ってやつだろう。物理は習ってないので正式には知らないけど。そうすると N・m という単位は kgf・m から地球固有の定数を外出ししたユニバーサルな、文字通り全宇宙的に通用する単位ということだ。キログラム原器を置き換えようっていうのも同じような話なのか。宇宙人に対して 1 kg であるとはこの塊とつり合うことを指しますとは説明しづらいもんな。「どれだけ?」「こんだけ」みたいなほほえましいやりとり。■洗濯表示の例(20141102)と同じくドメスティックな方がわかりやすい。125 N・m は 9.8(およそ10)で割っておよそ 12.5 kgf・m
だ。■kgf・m というのは 1メートルの棒の先に 1 kg のおもりをぶら下げて反対の端を手に持ったときに感じられるのが 1 kgf・m だとかそんな感じ。■ところでリアホイールアクスルナットの大きさは 27 mm だ。どこが 27 mm なのか、たぶん六角形の向かい合った辺の間隔が 27 mm なのだと思うけど、これに合うメガネレンチの全長はだいたい 30 cm ちょっと。およそ 3分の 1メートル。これをてこの原理というのか知らないけど、必要な力は 1/3 に対応して 3倍。12.5 kgf・m = 37.5 kgf・(m/3)
■kgf ってどういう単位だろう。kg重って読むんだとしたら知らないではないけど。f って Forceの頭文字だろうか。37.5 kgf っていうのは体重が 37.5 kg の人に全体重をかけて踏まれたときに感じられる重さ(力?喜び?)だよね。圧力との区別が難しいけど。■結論。125 N・m というのは地球より重力が 3割ちょっと弱い場所でメガネレンチに乗っかったぐらいの締め付け。地球では、レンチに乗っかったり飛び跳ねたり、バイクの重さと脚力・背筋を利用したクソぢからまではいらないみたい。でも腕力(というか大胸筋?)だとどうだろう。ヒョロガリの全力を超えてそう?■27 mm の車載工具は全長が 15 cm くらいなんだけど、フロント用の 22 mm との両口で延長ソケットもないんだけど(22 mm のナットでメガネとメガネを連結するの?)、そうすると 85.0 kg の体重が必要になるのかな。飛び跳ねてもぴくりとも動かなかった。■六角形の辺と辺の間隔を二面幅というらしい。リアホイールアクスルナットの二面幅が 27mmで、ネジ径が M20。……20ミリ?