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脳log[20160530]



2016年05月30日 (月) 隘路(あいろ)。狭い道。漢字で書くと狭隘(きょうあい)(※どの部位がこうなのかは言わずもがな)とか縊死(いし)(※偏が違うけど)からの連想でわかるんだけど、教習中に口頭でアイロ、アイロと言われてもわからんのですよ。しかも隘路の教習内容というのが、右折か左折をしながら路面に平行に引かれた黄線のあいだに車体を収めて停めるというもので、2本の黄線が隘路の見立てだとは最後まで気付かなかった。今でも疑問に思ってる。■路上教習に出てしばらくして2通りの左折のしかたがあることを知った。教官がアイロというキーワードと共に狭い交差点での曲がり方を教えてくれるので、そのひとつが所内での隘路の教習を生かす曲がり方なのだと思うけど、でも隘路の教習をそのつもりで行ったことは一度もなかったのでピンとこない。あれは路端停止の一種だと思ってたから。場所が場所だからだと思うけど、ハザードを出しながらやるし。■2種類の左折っていうのは、ひとつはじんわりハンドルを切って後輪を縁石に沿わせる曲がり方で、もうひとつは交差点の中に大きく突っ込んでからぐるぐるハンドルを回して一気に向きを変える曲がり方。車体が長くて交差点や道幅がコンパクトだと、前者では、左前方で信号待ちしてる車のうち停止線から2台目の位置に自分の車体の右前部が突き出してしまって当たる。さもないと内輪差で後輪が縁石を踏む。右前部が突き出るというのは交差点に残された後輪を引き抜くために前進した結果なのだね。後者では、停止線で止まってる先頭の車をかすめるように旋回するのが怖い。後輪より後ろのオーバーハングが右の車線に大きく張り出すのも怖い。停止線を越えて止まってる車は、怖くはないけど困る。■教習所の黄線が隘路の見立てなのであれば、内側の線を後輪が踏んでもいいというのがわからない。そこを交差点の角に見立てるなら踏んではいけないし、そのうえで停止線にかからない短い距離で車体の向きを 90度変えるというのを練習したいんじゃないのだろうか。「線を踏んでも OKです。線と線の間に車を停めてください。線がないところまで進んでしまうとアウトです」と言われたから目的が不明確になって、どういうハンドル操作が要求されているのか最後までわからなかった。なんとなくハンドルを切って、ミラーを見て後輪の位置を合わせて、っていう教習で終わってしまった。■ひょっとしてテキストブックがあったのだろうか。二輪のしかもらってないんだけど……。■■■修了と卒業の2回の検定のどちらも雨上がりだったり小雨が降っていたりで天気が良くなかった。そうすると、ブレーキ操作がすんごく難しいっていうか、どうがんばっても体がつんのめって上下に揺さぶられるくらいのカックンブレーキになる。同時に受検した人も苦労していた。どうもあれはフロントがドラムブレーキの原付と同じ挙動に思える。原付に関して経験則を言うと、1.低速であればあるほど吸い付くように勝手にブレーキが効いていく(これを自己倍力作用と呼ぶのか?)。2.握る強さは関係なく効き始めたらコントロール不能。3.速度とは関係があり 30km/hも出ていれば(あるいはもうちょっと低速でも)晴天時と同じように効かせられるので、ブレーキを長く引きずり握り増していけば問題なし。反対にダメなのが、惰性で減速していって仕上げにブレーキを握る止まり方。4.停車中にレバーを戻してもブレーキが吸い付いたように効いたままになることがあり、発進して前輪が転がると解除される。■フロントだけでもディスクブレーキがいいよね。ちなみに、いつもと違うあまりのカックンブレーキに困った受検生への教官のアドバイスは「気のせいだ」でした。俺は2回目だったので上記のように想像がついていて、「ある程度スピードを出して引きずればいいよ」とか後部座席から同時に返事してた。あああ、いらんこと言った。MT車の運転とか楽しすぎてずっとはしゃぎ気味でおしゃべりになっていた自覚がある。ゲーム中とかも、幼稚園の頃からそうだ。こういう人間だから(20160525)、しゃべらない方がうまく勘違いさせられるっていうのにね。■卒業検定後には、降り方がおかしいという指摘をもらった。前から気付いてて言いそびれていたらしいが、後ろを振り返るようにして飛び降りるのではなく、車と同じ方向を向いたまま、いつでも再乗車できる状態で降りるのが正しいそう。つまり乗車手順を逆再生するように降りるということ。逆再生しようにも乗車方法からして、どこをつかんで体を引き上げればいいのか最後まで(今でも)よくわかっていない。ドアを手がかりにするのはヒンジに負担がかかりそうで気が引ける。足場は高くドアの付け根に近いので、ドアと車体が作る鋭角三角形のすきまに足をつっこむことはできても、上体がのけぞったままでバランスがとれず体を持ち上げられない。ドアに手をかけるかドアを大きく開くかするしかなかったのかなあ。■■■思い出したので初めての坂道発進のことを。クラッチ操作にもまだ慣れない頃に、初めて坂に進入して、停止するときにどう操作するものやらわからずパニックになって進退窮まってしまった。坂の途中で、半クラッチでアクセルを踏んだ状態で。両足がふさがったその状態では左手でサイドブレーキを引くのが正解。教えてもらって後退やエンストは免れた。ヒルスタートアシストという、半クラッチになるまでブレーキが効いたままになる機能のスイッチがあって、路上では一度お試しで使わせてもらったのだけど、教習所内ではもちろん使えない。■■■パニックといえば、どうも自分はクラッチペダルを踏んでいる間は半分パニック状態で落ち着きがなくうまく物を考えられない。早くクラッチを繋がないと、と、そればかり考えてしまう。そしてクラッチを切ってる時間が長くなればなるほど、タイヤの回転とエンジンの回転の乖離が進んだ気になって、繋ぐのが怖くなる。そうしてどんどん追い詰められる。■主にシフトダウンのときだけど、それでどうしたか。回転が下がりすぎて振動が出そうなタイミングでギアを抜いてニュートラルにし、クラッチをすぐにつないでしまう。ギアを入れるときと違って半クラッチ程度でもすっとギアは抜けるので、このときクラッチペダルが往復するストロークは半分で済む。そののち、加速に転じるタイミングでクラッチペダルをスプリングがギギギギギと音を立てるまで踏み込んで(そうしないと入らないし、セカンドやサードなんかはそうしても入りにくい)、速度にあったギアに入れる。クラッチペダルを踏んでるか踏んでないかが自分にとっては重要で、ニュートラルでもクラッチが繋がってさえいれば冷静でいられるのでこうなった。ヒール&トゥだとか、シフトダウンして積極的にエンジンブレーキを使うだとかは違う世界の話ですよ。■ブレーキ。今日はやけにブレーキの効きが強いなと思いながら運転していたら、排気ブレーキ(強・弱・無から選べる。常時有効でないのはいかなるデメリットがあるからなのか)が有効になっていた。そういえば左後方からそれらしい音がしていた。反対にいつもよりブレーキが効かなくてヒヤッとしたこともある(そういう悪夢をちょいちょい見るんですよ。踏んでも踏んでも止まらない夢。あとは試験前の悪夢とか。それも試験が縁遠くなってから)。そのときはシフトダウンをさぼって高いギア(4速とか5速とか)のままブレーキを踏んでいて、エンジンが苦しそうに震えだしたらニュートラルに入れようという考えでいたときだった。高いギアでアイドリング回転数でも無視できないトルクがあるもんだなーと気がついた次第。