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脳log[20161117]



2016年11月17日 (木) いやあ、どうでしょうね。「和英混在の日本語にはinter-ideographがベストと思っていたが、どうもinter-clusterが一番うまくいくようだ。」■inter-clusterの説明は、「単語間に調整字間を分配するよ(=inter-word)、スペースが1個もないような文章でもなんとかするよ。」と言っているように読める。それに、(IE9で)実験してみたけどあまりなんとかする気がないように見える。ragged rightを許容してるし、それは日本語だけの段落でも同じ。■長い英単語に相当するものとして分離分割禁止文字であるダッシュの連続を挿入してみた>suspicion_about_inter-cluster.png. 英単語間だけでなくすべてのスペースが対象であることを確かめるために漢字(「独自実装」)の間にもスペースを挿入している。■これは過去の Safariと同じ状況ではないかな。「Safari(5.1.7)は……スペースだけを使って両端揃えをしようとして英字混じり文が不自然に分断される」「全角文字だけで文章を書くならスペースに頼らない字間調整が行われるとの報告もある」(20131101p01.10)。このやり方はスペースが1個でも入ると、その1個だけが引き伸ばされるがゆえにたちまち問題を引き起こす。■どこを重視してどこを妥協するかは好みの問題かもしれないけど、text-justify: distribute(=inter-ideographの対象に加えて英単語内にも調整字間を分配する)を指定するのが、日本語がメインの和欧混交文の一番無難な表示方法だと思ってる。条件が悪ければ英単語が不格好に間延びするけれど、大体においては広く薄くさりげなく調整が行われる。それに、distributeは "Handles spacing much like the newspaper value." であり、newspaperは "the most sophisticated form of justification for Latin alphabets." らしいのだから、向こうの人も条件によっては間延びするのも致し方なしと受けとってくれるのではないだろうか。■■■suspectと doubtの違いについて学校で聞いた記憶が……。……ではないか、が suspectで、……ではないのではないか、が doubtだとか、そんな感じ。疑いを持ってるという点ではどちらも同じ。スクショ画像の名前はあれでよかったんだろうか。