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脳log[20170725]



2017年07月25日 (火) 「こんなに捨てています・・」コンビニオーナーたちの苦悩(井出留美) - 個人 - Yahoo!ニュース」■本部の言い分はわかる。モノではなくコンビニエンスを売っているのだから、値下げしてでも売ろうというのはモノを売る考えに囚われすぎている。売り切ることにこだわった結果なのだろう、帰宅時間にいつも棚がスカスカのコンビニからは足が遠のいて、2番目の距離のコンビニに行くようになった(今も残ってるのは2番目の方だけど、今となっては残ってたのがサーKでもファミマでも一緒か)。■コンビニ会計というのが避けられない廃棄を前提にして利益を分け合う構造になっていないのは、間違いなく立場の違いを悪用した本部の搾取だけど、「本部が、ロスを出しても、一定金額(数十万円)を超えれば、半分負担してくれ、“ロスを気にせずどんどん売れ”と指示される」という発言もあってどっちなのかわからない。■ブコメで農家も捨てるってあるけど、畑に捨てるならそれは土に還って形が変わるだけで、なんとなく無駄になりそうなのは労力と農薬ぐらいという気がする。農家は生産者であることが大きく違うと思う。■この声に安易に同情して同調して、そこから訪れる未来はコンビニのスーパーマーケット化みたいなもので、コンビニではなくなってしまいそう。俺は困らないよ。コンビニは便利だけど、便利なものはまだ必要なものではなくて、今ではコンビニに行くのは月に1、2回ていど。ケータイマグと保冷バッグを買ってから(どちらもTHERMOSだ)、代わりにスーパーに行くようになったのが大きい。出先での飲み物と帰宅後の食事に関してコンビニに依存していたのが間違いだった。■なにか、徹底的に消費者側に立つアマゾンの別の一面と同じものを感じる。便利に使っているうちは良識のあるふりをしていい顔はできないだろうよ。■ほとんど全国にネットワークを巡らせたコンビニが日本や地球の資源を浪費しているというなら、国が是正を促すことがあるのかな。日本人から金と時間を吸い上げて Appleに貢いでる携帯3社が目を付けられるように。そんな程度に他人事(ひとごと)。■ともかく、もったいない精神から感情的反射的に反応するのは避けたい話題。フランチャイズ契約はあからさまに黒だけど、それ以外について。■自分のコンビニとの距離感について書いていて思ったのは、コンビニはコンビニエンスを追求しても生き残れなくて、生活に不可欠なインフラにならないといけないのじゃないだろうか。じゃあインフラになったとみたらコンビニエンスは顧みられなくなるのだろうか。それってやっぱり囲い込みが完了したアマゾンの姿と同じものを感じるな。■しかし違うのは、会員向けサービスに注力するアマゾンは俺には用無しなんだけど、プライムやらパントリーやらキンドルやら定期便なんてのはただのノイズなんだけど、まだアマゾンをきっぱり捨て切れてはいないこと。むしろまだまだなくなると困るレベル。そこがコンビニとは違う。「こちらの利用の仕方(注文の単位、月あたり金額、商品種別、新刊古本)にも移り変わりがあって」と書いたが、移るのに先んじてアマゾンがサービスを拡大してカバーしてるんだから。アマゾンが新刊本を売るだけなら、(古本を含めて)本を売るだけなら、アマゾンが売るだけなら、用済みにできていたかもしれなかったのに。