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脳log[20190120]



2019年01月20日 (日) わかりやすさ」について、過去にこんなふうに書いていた。「~するところの解読がまだ。プログラム全体としては無駄がなくて、そういう意味ではわかりやすいんだけど。」■必然によって編み上げられたコードはすべての要素が目的に向かって整列していて、すべての要素が不可欠に機能しているから、論理を追うのに迷わせる無駄なものがない。どこにいても目的への途上だし、どこからでも目的に向かっていける。馬鹿者が付け加えた無駄に対して「なんでこれが必要? なんで無駄な回り道をする? そうしなければいけない理由を(自分が)見落としている?」と惑わされることがない。■プロ棋士という存在について想像すると、底の浅い論理ほど御しやすいものはないのではないか。人間同士の駆け引きでは、論理や必然から外れた遊びが意外に有効なことがあるのではないか。それは「わかりにくさ」につながり、惑わせるから。■3月のライオン第4巻の宗谷名人の台詞「君は僕を信用し過ぎだ」は、名人の落ち度を必然と信じて自分の見落としを疑うような心理を指していると理解してる。必然だから付け入る隙はないと最初から諦めてしまうことか。