(訳注:パーセンタイルは、成績を低いほうから順に並べ、全体を一〇〇とした時に下から何番目にあたるかを表す数値)」■思うに、余計な情報があるせいで、判断を下すには情報が足りなくなっている。多いせいで足りないとは面白くないだろうか。■解説すると、余計なのは「低い方から」で、キーワードが「下」。「低い方から」を訳注から単に取り除けば、下が指すのは低い成績だと迷いなく判断できる。しかし低い方から並べたと書かれれば、それがどのように並べられたのかが、下の指すものを左右する。なんとなれば高い方から並べたのとは違う結果になるはずなのだから。しかしその違いを明らかにするだけの情報はない。■だから一読して九九パーセンタイルの成績が優れたものか平凡なものか、大いに悩んでしまった。『[ハードカバー] ポー・ブロンソン, アシュリー・メリーマン【間違いだらけの子育て―子育ての常識を変える10の最新ルール】 インターシフト』の117ページ。他に使用例もないしその場合でも簡単に応用できるのだから、パーセンタイルでなく九九パーセンタイルの説明を訳注にしてもよかったんじゃないの、と思う。