ヒッキー自体は、いわゆる非リア充の、自意識空転系のぼっちな若者でしたけど、、、、そして、その属性や本質はあまり変わっていませんが、、彼を取り巻く関係性はすべて、本物になっていますよね。学園ラブコメのテンプレートを使って、2010年代に、充実する学生生活の過ごし方を、充実するために本当に何が必要か、ということが、ちゃんと伝わっていると思います。そして、その時あげられた問題意識、自意識の空転は悪か?、いや、自意識強いのは行動に移せれば空気の奴隷になり下がらない価値がある。リア充は、へたしたれら相性最高。だって、お互い持っていないものを持つパートナーになれる可能性が高い。仲良くはなれないけど(笑)。本気でかかわった、つくった居場所は、生涯価値のある「本物」を提供してくれることになる。そして、ヒッキーのように、学園カーストの不遇な世界で何かを為そうと思ったら、「空気や常識に従属しないしと行動力がいる」こと、「普通じゃないことをひっくり返すには自己犠牲も含めたアイディアが一ひねりもふたひねりもいること」、「物理的にどうにもならないことでも絶望を知り、ゲームのルールを見通して、覚悟を示すと人を動かし感染して状況をひっくり返す可能性は十分にある」などなど、めちゃくちゃ生きるヒントあふれていると思う。」■最近『まともがゆれる 常識をやめる「スウィング」の実験』という本を読んだ。スウィングにおける仕事の定義は「人や社会に対して働きかけること」らしい。■行動と働きかけなんだよなあ。その動機をどこに見つけられるかが現実の問題なんだよなあ。内観から他者を見つけられるかっていう。