[表記] 新聞などでは「憶病」で代用するが、慣用になじまない。」という事情があるらしい。臆が使えない字だという認識はないし、学校で習ったと思うんだけどなあ。漢字テストできっちり区別させられたと思うんだよなあ。■読んでいた本は『会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション』。とても良い。マンガや小説が題材になっていて、読んだものや積んでいるものがいくつもあってとっつきがいい。タイトルのセレクトにちょっと思うところがあったのだけど、なんとなく納得できるような意外な事実が明かされたりも。全体に言葉を尽くす、言葉を蔑ろにしないという姿勢がくどいくらい徹底している。言葉が他者とのインターフェイス(のひとつ)であることを考えるとそれは他者や他者との関わりを大事にする姿勢と重なる。たぶん題材である学問分野だけが理由ではないと思う。著者のパーソナリティがだだ漏れでちょっと心配ですよ。それも本の味でとても良いのだけど。■@2023-01-04 最後まで読んだ。フィクションから現在へあざやかに繋がりました。ちょっと前にこういう本も読んだよ。『差別はたいてい悪意のない人がする』(著:キム ジヘ)、『子どもに学ぶ言葉の認知科学』(著:広瀬 友紀)。もちろん関連があると思ったから挙げた。