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脳log[20230708]



2023年07月08日 (土) [AtCoder] 今日はデンソークリエイトプログラミングコンテスト2023(AtCoder Beginner Contest 309)があった。AC までの所要時間が A=3分(+1ペナ)、B=14分(+1ペナ)、C=5分、D=9分、E=8分、F=49分(+6ペナ)。CDE にくらべて AB の難しさが際立っているね(大嘘)。以下 A-F の振り返り。■A 問題「Nine」。横着をしようとすると案外間違えるグリッドの隣接判定。グリッドで BFS/DFS をするときの有効な移動先に相当する……とか考えたのがペナルティの原因か。「左右に隣接しているか判定してください」という問題だったのに「左右に」を読み落として上下に隣接している場合も Yes と答えてしまった。■B 問題「Rotate」。ABC305-C「Snuke the Cookie Picker」もそうだけど、図形的な操作を人間はひと目で認識できるけど、それをコードに落とし込むのは案外難しいという問題。がんばってやる。ペナルティの原因は1行目と最終行では移動の向きが左右逆だということがコードに反映されていなかった。自分の解答は Array#rotate とか Array#transpose を使うものになってるけど、i とか j とか i-1 とか i+1 とかが入り乱れると絶対に3か所は間違えるので、できるだけ添字を操作しない書き方をするようにしている。DP なんかでも添字を操作しないでいいように Enumerator#with_index とか Array#zip を使う。提出前に修正できたけど今日だって四隅付近で参照する要素を何度も間違えたし。■C 問題「Medicine」。答えは a+1 日目のどれかもしくは1日目。以上。■D 問題「Add One Edge」。入力されるグラフはちょうど2つの連結成分に分かれている。以上。■E 問題「Family and Insurance」。入力は木。この形式の入力を初めて見たのはこのとき>「制約の 1≤pv<v の解釈に一瞬詰まったけど、pv の上限が v であることで、逆向きにスキャンするだけで子から親へ順序よく処理できる親切設計だとわかった」。最近では ABC295-G「Minimum Reachable City」。有効な保険を親から子に伝播させていくか、子が親から引き継ぐかでちょっと迷ったけど、入力の形式から子が親を参照する方が素直に実装できる。その際に番号の昇順に処理することで親の処理が先で子の処理が後になることを保証できる。1代先まで有効な保険は2代に渡って有効な保険だという数字のずれに注意。もうひとつ。サンプルの1が親切だったのだけど、同じ人が複数の保険に加入していることがある。期間の短い保険で上書きしないように注意。■F 問題「Box in Box」。6ペナとバグり散らかした。方針はわりとすぐに決まって、まず入力される3つ組はソートする。縦横高さに3つ組以上の意味はないし、対角線を縦横高さにする問題でもない。3数を A≦B≦C として A の昇順に処理を進めるならあとは B1<B2、C1<C2 となる (B1,C1)、(B2,C2) を見つける問題になる。B を添字とするセグメント木に C の最小値を記録していけば見つけられる。複数の実装ミスを順番に潰していくことで WA×20→WA×11→WA×6→WA×5→WA×2 という経過をたどった。まずそんなにバグらせるなと、そしてバグ修正は律儀に1つずつやらなくてもいいんだと、言いたい。提出のたびに気持ちは G 問題へ移っていたのだけど、WA が出るたびに泣く泣くバグ修正のため F 問題に引き戻された。最初の提出にかけたのは 19 分でそのときに全体の形はできあがっていたのに、その後デバッグに 30 分かけている。G 問題を考えるどころではなく5完と6完の瀬戸際だった。■今日は冴えない日だったな。コンテスト成績表自分のすべての提出(※要ログイン)。