最終更新: 2025-05-02T19:05+0900
時系列
という経過をたどって4つのパーツが選ばれた。
シフターは右用と書かれているけど、ハンドルの右側の上方に取り付けるつもりはなくて、左側の下方に取り付けた。そうするとラピッドファイヤーのときと同じ位置にレバーが来る。ただし左右は逆になる。左手は後ろブレーキのみ担当でシフトはなし、ブレーキとしても主力ではなくグリップも握らず遊びがちだったので、これからはリヤシフトを担当してもらう。レバーは6時の方向にあるときがトップで、ローはだいたい10時の位置。検索で上位に来るブログを読んで不安に思っていたのだけど、ワイヤーを巻き取りすぎてチェーンがスプロケから外れてしまうことはない。リアディレイラーに H/L と刻印された2つのネジがあり(以前はプラスねじだったと思ったけど、今回は星形の T8 だった)、移動限界を調整しておけばよい。3つ目のネジは B テンションアジャストボルトであり、ガイドプーリーをスプロケットに近づけてチェーンの横方向のガタが変速に及ぼす悪影響を小さくするものなので(という風に私は理解しています)、この機会に適度に近づけておく。シフトに話を戻すと、ローギア10時は親指で押すにはかなり遠いが届かなくはない(レバーの回転軸がハンドルバーより奥にあるので余計に遠い)。人差し指で手前に押すのにはちょうどいい。だが8時の位置で人差し指が届かなくなる。そこからのシフトアップが難しい。親指の背中で少し手前に押してやると親指の指先でトップまで操作できる。人差し指から親指へのリレーがスムーズではない。停止するときはだいたい3つか4つシフトダウンするので、発進するときはカチカチ、カチと3つシフトアップしていた。カチカチではなくなったのでちょっともたつく。でもまあ楽し。
シマノの日本語のページに情報がなかったから候補から漏れてしまったけど、リアディレイラーに11速の古い105(RD-R7000-SS)を使えばスプロケの値段が倍になる程度の差で一式を11速に揃えるチャンスだった。LINKGLIDE 互換の11速だから今のホイールに取り付けられるし今後のパーツ供給に不安もない。GRX と違いショートケージでコンパクトなものも選べる。Tiagra の状態を見ると LINKGLIDE でない10速は9速に続いて消える運命にあるように思えるのだよね。今現在一式新しく揃えるようなものではなかったのではないかと考えてしまう。
BB とクランクセットを交換した。
昨年末から左の足下からギリギリと音がしていた。一時解消していたんだけど10速化したときに再発していた。原因はいろいろ考えられて、
どれも違うようだったので消去法と前回交換したとき(2014年9月)に音が解消した経験からボトムブラケットが悪いと結論づけた。10 年使っている BB (シマノ BB-UN55 68mm/113mm) を交換するだけでもいいんだけど、それで音が解消しないと面倒だし、今後どのチェーンリングに交換するか悩みたくもなかったので(シマノの話だけど、PCD が同じミドルのリングでも穴の内側のでっぱりが干渉して付かないものとそうでないものがある)、クランクも含めて一番ありふれたセットに交換することにした。
クランクは 2007 年に自転車を購入したときのものそのままだからちょうど 18 年になる。チェーンリングはいつからかインナーを省いてアウターとミドルだけ付けていたけど、そのアウターもチェーンガードの固定台座としてのみ存在しておりミドル(36T)しか使っていなかった。シフターからもワイヤーは外してしまってただの脱落防止のチェーンガイドになっている。だから新しいクランクは最初からシングルにしたし、歯数は、今のスプロケットのトップ(12T)まで使い切ってしまっているので4多い 40T ということにした。スプロケのレンジがちょうどいいスピードから外れても困るので 42T にはしなかった。一番無難なのは2多い 38T だったけど、チェーンガードが欲しかったので 40T になったし、GRX ではなく CUES になった。クランク長は違和感が出ないように同じ 175mm のまま。長すぎる可能性はあるけどこれまでずっとこれなので。
クランクを交換して、2007 年の新車のときから残っているパーツがひとつ減った。これまで一度も変わらず残っているパーツは……
だけ!
逆に交換したものは……