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脳log[20091120] 色分けにこんな機能があると便利。 | 再度、WSHプラグイン。



2009年11月20日 (金) DDセイバーオルタはやばい。限定販売でよかったね。

最終更新: 2010-04-08T22:28+0900

[SHJS][SakuraEditor] 色分けにこんな機能があると便利。

参照(説明の丸投げ)> 萌ディタの Lex 周り - miau's blog?

SHJSと萌ディタ、共通の泣き所。そもそも論を言えば、入力に対応した stateを一つ一つ定義していけば対応できなくもないし、Rubyの括弧を使った %記法、%r(pattern)flag のようなものでは括弧に分類される文字種が 4つしかなかったために実際そうしたのだが、非英数1バイト文字や識別子が使えるとなると状態数があっという間にふくれあがってしまう。

SHJSの場合は、JavaScriptであることと eval()で評価されることを利用して、ネイティブの RegExpオブジェクトの代わりに execメソッドと lastIndexプロパティを定義したオブジェクトを登録することで抜け道を用意できるように感じたが、どんな形で特定のキャプチャを参照するのか決めかねた。

今日試しにダウンロードしてみた K2Editorではヒアドキュメントの色分けが可能なようだ。配布パッケージに含まれる Ruby.txtと K2Editor.chmによると書式はこう。

・<<(["'`]?)(\w+)\1 .... ^$2$
    ヒアドキュメント1。後ろのディスクリプターは行内に唯一でなければ
    ならない。

右側の検索文字列には、後方参照が使えます。 左側で()でくくってグルーピングしたマッチ文字列を、 右側の検索文字列の中で取得できます。

取得するには、 K2Editorの置換機構の 後方参照と同じように、$1,$2などを使います。

\1、\2でなくて $1、$2だから、右側のパターンは左側のパターンマッチングが終わった後で、置換されてからコンパイルされるのかも。

SHJS(と萌ディタ)にあてはめた場合、$1、$2がどのマッチングのキャプチャを指しているのかが明らかではない。というところで二の足を踏んでいる次第。

 @2010-04-08: くわえて

  formatted_text = <<TEXT.strip.gsub(/\t/, " "*8)
TEXT
  texts = [<<TEXT1, <<TEXT2]
TEXT1
TEXT2

こんなんどうする?

最終更新: 2009-12-06T02:34+0900

[SakuraEditor] 再度WSHプラグイン

たとえば、http://sakura.qp.land.to/?Junk%2F31 で展開されている GNU Global対応。息の長い支持があるが本体に取り込まれてはいない。こういう万人向けでない機能がプラガブルになっていると、

  • エディタ本体は「大きなパッチ」を取り込んで、バイナリを肥大化させたり、安定性を損なうリスクを避けられる。
  • 本体とは別のサイクルで、また、ユーザーサイドで GNU Global対応を進めることができる。
  • 機能が不要な人はインストールしないから、目にすることもコストを払うこともない。

プラグイン化を推し進めると、不要な機能をそぎ落として、メニューも整理して、必要な機能は自分で用意する。自分だけのエディタになる。

っていうのが xyzzyや Emacsの方向性? そう思うと途端につまらなく思えてくるのは何故? プラットフォームだと思うとアイデンティティが希薄に感じられるのと、なんでもできる/やろうとする/できてしまう無節操さが嫌いなのかも。

いったい自分はどうしたいんだ?

なんでもできるエディタで、やりたいことだけを可能にする!?

でも実際は、エディタなんてなんでもいい&使い比べもしないものぐさな人間だということを行動が示している。最初はメモ帳でスクリプトを書いていて、エラー行を見つける手段(行ジャンプ、行番号表示)がないのに困って最初にダウンロードした TeraPadを 2、3年使い、正規表現検索がないのを不便に思って最初にダウンロードしたサクラエディタを 5年以上使い、ソースが公開されてるもんだから色分けの不足を補えてしまって萌ディタをカスタマイズする機会を逸したまま現在に至る。名前の良さと最初から大概のことができる間口の広さで誘い込まれ、ソースをいじる究極のカスタマイズができる自由さで閉じ込められた。

  1. 見た目がよくて、(ダウンロード)
  2. (適切なデフォルト、複雑すぎない設定など)とっつきがよくて、(しばらくつかってみよう)
  3. 幅広いユーザーのニーズを満たす機能セットが揃っていて、(使用をやめる理由がない)
  4. なくても困らないニッチな要求にも応えられる。(乗りかえる理由がない)

という要素を自分は求めている(らしい。サクラエディタに最初の二つはなかったが、必要だとは思う)ので、プラグイン化で機能をそぎ落とせる必要はなく、それなりに需要のある機能をプラグインで置き換える必要もないかもしれない。プラグインの本命はニッチな機能、取り込むには大きすぎる機能、ライフサイクルの異なる機能の実現にある。……が、なんでもプラグインにしてしまって柔軟にデフォルトを設定できるような状態にしておく、というのもやはり魅力的だ。(それに、デフォルトのタイプ別設定(AWK、アセンブラ、COBOL、Java、TeX、Visual Basec、……)のうち使わないものは目にするのも嫌だという人種(潔癖だね)が一定数いるらしいから、それに応えることにもなる)

っていうのが Linuxの現れては消えるディストリビューション? 適切なデフォルトが対象別に無数に存在する状態を、適切なデフォルトが用意されている、とは言いたくないな。適切なデフォルトはとっつきの良さのために導入した指標だから(注:Linuxの話ではない)。

この展開の着地点を Windows ということにしてみよう。エディタ界の Windows。普及(利益)を目指すなら当然の帰結、とかいって。とりあえず Linuxには、何も考えずこれを入れとけ、っていう強力なディストリビューションが一つだけ、ほしいね。(Ubuntuが五年後も続いていたらいいポジションだ)