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脳log[20201128] システムドライブを SSD に移した。(SSD 初体験)



2020年11月28日 (土) 作業の待ち時間に Firefox の 22 (古い!) を使って時間潰しや情報収集をしたのだけど、その動作の(ESR 52.9と比較した)キビキビ具合は感動ものだった。SSD とかいらない。サーバーと暗号化方式で合意できなくて閲覧を拒絶される割合が半分を超えていた。チラシの裏に HTTPS はいらないとの考えのもと、この日記は HTTP で転送されています。いらないもののために何を捨てるのか。

最終更新: 2021-01-05T18:27+0900

[COSMOS] システムドライブを SSD に移した。(SSD 初体験)

やっとである。2012年と2015年と2017年に SSD 化の思惑を書いてるけど(2012111220150812p01)、今や2020年の末である。500GBで6500円である。

2007年に買ったHDDが丸13年間もった。いや、実はもっていない。最近になって不良セクタが見つかって名前も知らないファイルがいくつかロストしたのだけど、ケーブルを抜き差しして問題はなかったことにしていた。それから、ちょくちょくプログラムが一時的に停止するような状況が続いていて、IO 待ちなのかなと。ディスクがお隠れになってるのかなと。ファイルバックアップが正常に終了することが珍しくなったし、3回ほど INTERNAL_POWER_ERROR を理由とする BSoD を見たりもした。検索するとグラフィックスドライバが悪いとか、HDDが壊れてるとかで生じると書いてあるが、ドライバの再インストールとチェックディスクは不良セクタが見つかったときにもう済ませてある。処置無しである。完全な破局が訪れる前の今を限られた猶予として動かねばならぬ。

以前書いたとおり、まずは Complete PC バックアップをシステムドライブが入っているのとは別の HDD にとった。バックアップは毎月やっていることなのだけど、直前にまたとろうとしたら罠があった。少し前にとあるボリュームの容量を拡張しようとして、それは HDD の末尾に配置されていて後ろに空き領域がなかったものだから、拡張するにはベーシックディスクからダイナミックディスクへの変換が必要だという。誘われるままに変換したのが罠だった。ベーシックディスク上のボリュームである C ドライブのバックアップをダイナミックディスク上のボリュームに保存することはできないらしい。ダイナミックディスクをベーシックディスクに戻すにはボリュームをすべて削除する必要があるらしい。罠である。よりによってこのタイミングで。

ともあれバックアップを保存した HDD とフォーマットもしていない新しい SSD だけを接続した状態で Windows のインストール DVD から起動した。インストールは選ばずにその他のオプションから Complete PC バックアップからの復元を選んだのだけど、警告された。復元するとディスクはフォーマットされすべてのデータが失われると。それでも実行するかと。困ったのは、どのディスクがフォーマットされるのか全く示されなかったこと。画面上にはどのバックアップから復元するかを選ばせるリストがあり、T ドライブを選択したのだけど、それをどこに復元するのか、どのディスクがフォーマットされるのか、選ばなかったし提示されなかった。考えてみれば10年以上前にプレスされた DVD が昨日買ってきた SSD のメーカーや型番を知っているはずがないし、フォーマットしていないからドライブレターの割り当てもないし、どういう識別情報が提示できたかわからなくはある、……ような気がしたが、EFI でブートドライブの優先順位を決めるときに型番が利用できるのだから、デバイスに刻まれた文字列が利用できるはずでは? なんにせよ、いちかばちかで実行したらちゃんと SSD に C ドライブ(と Y ドライブも含めていた)が復元されていた。

さっきから C とか Y とか T とか、その他にもドライブレターの割り当てはないけど特定のパスに接合されたボリュームがいくつか存在しているように、細かくパーティションを分けている。NTFS ではそういうことは一度もないんだけど、ファイルシステムが FAT32 だったときはファイルの全ロストが何度もあった。BSoD もしょっちゅうだったし、そこからのコンボが現実の恐怖だった。失われるのはパーティション単位だから、巻き添えを少なくするために分けている。マウスを使ったファイル移動の既定がボリュームをまたぐ場合に(名前の変更だけで済まないからか)コピーになったりするけど、それだけ。Shift キーを押すか後で削除するだけの手間。

アイコンや文字のサイズなどデスクトップの設定がリセットされていたり、復元された Y ドライブ(まさしく自分の設定(レジストリ)が保存されている場所)が壊れているからチェックディスクを実行しろとファイルシステムからの鬼のような催促がイベントビューアに記録されていたりしたけど他は何も変わらず。もちろんレスポンスは速い。M.2 スロットなんてしゃれたものは 2011 年発売の MSI 990FXA-GD80 には付いていないし NVMe にも対応しないので転送速度は SATA3(実効転送速度 600MB/s)に律速される。500 MB/s 台が出ていたので大変満足です。HDD だとシーケンシャルでも 80 MB/s いけばいいところ。

SSD を知らない OS (Windows Vista) を SSD にインストールしてどうなるかはよくわからない。買った SSD のメーカーであるサムスンのユーティリティに期待していたのだけど、Samsung Magician 6 は Windows 7 以降でないとインストールできないらしい。Magician 4 はインストールできたけど当然ながら最近の自社製 SSD を認識しないので役に立たない。デフラグのスケジュールからは外したけど、他は何も。Trim はどうする? TxBENCH のインストールはした。総容量の4分の1しか埋まっていないしデータディスクは別にあるからここから大きく増えることもない。空き容量に任せてどうとでもなるんじゃないかな(なったらいいな)。