最終更新: 2019-04-12T22:46+0900
コミット構成を変えるために複数のブランチを作成したりマージしたりなんだりしてから作業用のブランチを整理したら、再構成後のブランチまで一緒に削除してしまっていた! 1時間の作業成果!
.git/objects/*/* から一番新しいコミットオブジェクトをサルベージしてなんとかなった。サルベージっていうのは git checkout -b MyAnHour xxx(全部で40桁)xxx
すること。
コミットの再構成は git rebase でもできるらしい。削除・入れ替え・併合は当然。edit オプションを使えばコミットの分割もできるとか。
そういえばまだ reflog って知らない。
最終更新: 2021-05-07T19:12+0900
「6.3 GitHub - プロジェクトのメンテナンス - プルリクエストの参照」
GitHub のリポジトリを git clone --mirror
してると refs/pull/xxx/head
, refs/pull/xxx/merge
という見慣れない refs がダウンロードされてくる。
これはそのまま refs/pull/xxx/head
という名前でコミットオブジェクトが参照でき、git fetch
や git pull
の引数として利用できる。
リンク先で書かれていることに従って .git/config の <remote> 名のセクションで fetch = +refs/pull/*/head:refs/remotes/<remote>/pull/*
というマッピングルールを付け加えると、<remote>/pull/xxx
というブランチ名が利用できるようになる。git branch --remotes
が大量の PR ブランチで押し流されることと、コミットオブジェクトの大群がダウンロードされてくることが気にならないなら、便利。
PR を出した人のリポジトリを URL なり登録したリモート名なりで参照することなく、git checkout -b PRxxx <remote>/pull/xxx
するだけでプルリクエストが試せる。
PR は誰でも出せるものであるからして、問題のあるコードを簡単にダウンロードできてしまう方法だという自覚は必要。
git fetch <remote>
したら新規 PR が [new ref] として降ってくるし、更新があった PR の番号もわかる。そこで git show <remote>/pull/xxx
すると最新のコミットの内容から PR をチラ見できる。
gitk
するとあれやこれやのマージコミットの横に remotes/<remote>/pull/xxx
というラベルが付いてどの PR 由来のコミットかがわかる。数が多すぎてちょっとうるさいけど。
いやあ便利。
大量の PR ブランチに押し流されるのが嫌なら、最初に書いた fetch におけるマッピングルールを工夫して、<remote> におけるコミットオブジェクトへの参照名(refs/pull/xxx/head)をそのままローカルで利用する参照名としてダウンロードできると思う。ローカルの名前なら fetch, pull に限らない幅広いサブコマンドで利用できるでしょう。
やってみた。同じ場所に同じように fetch = +refs/pull/*/head:refs/pull/<remote>/*
と書いたら同じように [new ref] が降ってきた。refs/pull/xxx/head
は GitHub にあるリポジトリで利用できる名前だけど、refs/pull/<remote>/xxx
は同じコミットオブジェクトを指すローカルの名前。git show refs/pull/<remote>/xxx
でコミットの内容が見られるのはさっきと同じだけど、git checkout -b PRxxx refs/pull/<remote>/xxx
するまではブランチとしては存在しない。gitk
するとこれまで見たことのない背景色で pull/<remote>/xxx
というラベルが付いていた。コマンドの引数で refs/
は省略できるみたい。
refs/heads, refs/remotes, refs/tags の基盤となる refs という機能が Git にはあって、挙げた3つは Git が標準的に利用している。refs/pull は GitHub が私的に利用している。gitk はすべての refs をラベルとして表示することができ、既知の種類のラベルに特別の色分けを施していただけなのだろう。
あまり区別せずにブランチって書いてきたけど、最初の fetch ルールで作成するのはローカルのリポジトリで定義したリモート名の下にあるとするリモートブランチ。ローカルのブランチではないし、リモートにそのままの形で実在するブランチでもない(fetch 後に削除されたかもしれないし、fetch のマッピングルールによって名前を変えたのは自分だ)。実際のところ refs と何が違うのかわからない。git branch -r
でリストできるかどうかの違いしか今のところわからない。git push
の既定の動作に違いが現れるのかもしれないけど、そういう自動化は無効にしてるから本当に違いがない。
たぶん今日ここに書いたことは、わかる人はすでにわかってる、わからない人には何の参考にもならない、そんな内容だと思う。こち亀で「OS」だの「インストール」だのといった専門用語(※そういう時代!)が飛び交っていて、柱をびっしり埋める脚注を読んでもさっぱりわからなかった回のように。
最終更新: 2019-04-12T22:47+0900
プルリクエストの元になったブランチは、自分の GitHub リポジトリにプッシュしたものが即座にリクエスト先にも反映される点で、公的なブランチだといえる。
プルリクエストに対する修正を事前に私的にテストするために、プルリクエストを意図せず Work in progress 状態にしないために、どういう手順をとるか。
前提として AppVeyor といった CI が自分の GitHub リポジトリと連動しており、GitHub にプッシュしなければテストが完了しないという事情がある。
元になったブランチから私的実験ブランチを派生させるのがいいと思う(これって常識?)。実験して結果を確かめたものを公的ブランチにマージし、必要ならリベース(並べ替え・併合)し、プッシュする。あるいは実験ブランチの段階でリベースによりコミットの取捨選択と整理を行っておき、公的ブランチにはマージとプッシュだけをしてもいい。
最終更新: 2019-04-12T22:47+0900
操作対象で分かれてるよね。そんで fetch, pull, push 以外はオフラインと考えていい。
rebase の用途は主にマージの1手段としてと、ブランチの付け替えと、コミットの整理とがあるけど、やってることはコミットオブジェクトの書き換え(※)であると。
※これは概念的な理解であって、もちろんコミットオブジェクトは名前に対して不変であるし、実際には refs/heads の書き換えも行っているはず。
ローカルブランチの削除は branch で行うけど、リモートリポジトリにあるブランチの削除を行うのは push であると。
git pull --all
とかやっちゃうと操作対象はブランチだから、現在のブランチにマージコミットが追加されておろおろしてしまうと。git fetch --all
にしよう。
もちろんオプションによりブランチだった対象がタグになったりするし、branch サブコマンドでリモート(※ローカルのリポジトリにフェッチ済みのリモート)にあるブランチを表示したりもできる。あくまでも基本の対象ではある。
最終更新: 2021-05-12T04:21+0900
あまり書かれていないことだけ。
git remote
git remote
git remote set-url --push <remote> ""
git config --global --add branch.autoSetupMerge false
--no-track
を既定値にするということ。git branch
のみならず git checkout -b
においても。--ff-only
なマージで済むはず。でもマージする範囲が自動ではわからないかも。なら毎回新しくチェックアウトするとか。git push [-u] <myRemote> localBranch[:remoteBranch]
localBranch
の部分を HEAD
にするとチェックアウト中のブランチ名を意味するみたい。※コミットオブジェクトへの参照(refs)ではなく、refs への参照ってこと?:
)はローカルとリモートにおける全ての同名のブランチの組を指すらしい。ローカルにだけ短い名前を付けると対象から外れてしまうし、それがリモートに存在する無関係のブランチと同じ名前だったりしたら……(考えるだに恐ろしい)。git checkout --detach
してから。これでひとつのブランチも残しておかなくて済む。[Tips] おそらく一番タイプするコマンドのエイリアス。
[alias] co = checkout st = status --short --branch
git reset
, git push
git push <remote> --delete <remoteBranch>
(--delete
の代わりにコロンでも同じ。:<remoteBranch>
空のブランチを push = 削除)git fetch --all
して <remote>/master
などと参照すればよい。すべては自分のリポジトリを表示したときに、他人の作業の成果があたかも自分のものであるかのように表示されるのが嫌だから。あとは一見したページの印象がそっくりだと、自分のリポジトリを削除するつもりでフォーク元のリポジトリを削除してしまうことがあるから。
自分にとって3つのリポジトリの関係は「本家―ローカル―フォーク」として捉えられている。でもひょっとしたら「本家―フォーク―ローカル」の想定もあるのかもな、と考えてみた次第。でも自分で GitHub にフォークリポジトリを持たなくても「本家―ローカル(フォーク)」の2者間でもフォークは成り立つので、中心に GitHub 上のフォークリポジトリを置くのは、GitHub の中の人の立場としてならともかく、個人としては順序が違うと思う。メンタルモデルはひとつで十分だ。そのとき GitHub 上のフォークリポジトリは3番目に位置するオプショナルな存在となる。