カタカナが嫌いで輸入盤を買おうと思ってたんだけど、予想に反してカタカナがでしゃばってなかったので (BMGファンハウスが発売してる)こいつにした。レコードの頃とは時代が変わってるんだね。
森 博嗣は初めて。西尾 維新 関連で『すべてがFになる』をタイトルだけ知ってた程度。『ネコソギラジカル』が発売延期になる中、この『φは壊れたね』は予定通り書店に並んでた。ニクイ奴。
各章の頭にウィトゲンシュタインが引用されてる。この名前を聞くのは二度目。一度目は bk1の瀬名秀明書店で。
これを書くために最近はデカルト全集まで揃え、哲学を基礎から勉強中なのですね。人文系の人なら「いまさらデカルト? 新カント派は知っているのか? ディルタイは?」などというでしょうが、やっぱり理系がハマるのはカントじゃなくてデカルトとウィトゲンシュタインでしょう。このふたりのカッコよさはずば抜けています。
これを読んでデカルトとウィトゲンシュタインの名前を頭に刻んでいたのだった。
今日出会ったので二度目だから、縁があるのだと思って哲学をかじろうかと思う。もちろんウィトゲンシュタインを。