最終更新: 2011-09-17T05:22+0900
いくつかの点(文字列の行継続とか)で実装の追認をしてる 5th ed.ならいざしらず 3rd ed.では配列の末尾のカンマは無視できないだろう(IE8が正しい?)と思って昨日日記に書いたのだけど、よくよく読むとやっぱり IEが間違ってるっぽかったので消したのだった。
11.1.4 Array Initialiser
Syntax ArrayLiteral: [ Elision_opt ] [ ElementList ] [ ElementList , Elision_opt ] ElementList: Elision_opt AssignmentExpression ElementList , Elision_opt AssignmentExpression Elision: , Elision ,
The production ArrayLiteral : [ ElementList , Elision_opt ] is evaluated as follows: 1. Evaluate ElementList. 2. Evaluate Elision; if not present, use the numeric value zero. 3. Call the [[Get]] method of Result(1) with argument "length". 4. Call the [[Put]] method of Result(1) with arguments "length" and (Result(2)+Result(3)). 5. Return Result(1).
The production Elision : , is evaluated as follows: 1. Return the numeric value 1. The production Elision : Elision , is evaluated as follows: 1. Evaluate Elision. 2. Return (Result(1)+1).
1. Elision_opt(=カンマの 0以上の並び)は、カンマひとつにつき配列の長さをひとつ伸ばす。
2. ElementList: Elision_opt AssignmentExpressionや、ElementList: ElementList , Elision_opt AssignmentExpressionのように、Elision_optの右に AssignmentExpressionが隣接してるときはその数え方で自然。
3. ArrayLiteral: [ Elision_opt ] や、ArrayLiteral: [ ElementList , Elision_opt ] の場合は、Elision_optのカンマはその個数プラス1の要素を作り出すように見えるので、末尾のカンマがひとつ無視されたように感じる。
こんな結果になるなんて、余計なお世話もいいところだと思うんだけどな……
>>> [1,2,3,,,].length 5 >>> [1,2,3,,].length 4 >>> [1,2,3,].length 3 >>> [1,2,3].length 3
サイズ1の undefined配列を作れたりはするけど……(べつに嬉しくない)
>>> [].length 0 >>> [,].length 1
ちなみに JSONでは、思想から予想される通りに、末尾の余分なカンマは不許可。要素の省略(undefinedになる)もできない。ちなみに配列と違ってオブジェクトの初期化では、末尾の余分なカンマは不許可(3rd ed.しか確かめてないが)。
Syntax ObjectLiteral : { } { PropertyNameAndValueList } PropertyNameAndValueList : PropertyName : AssignmentExpression PropertyNameAndValueList , PropertyName : AssignmentExpression
例えばこれが JavaScriptのオブジェクト {prop:value,...}や Rubyの連想配列 {key=>value,...}や Cの enum {LABEL=1,...}の話であれば、末尾のカンマをあえて無視するのもいいだろう。要素の追加や並べ替えに便利なんだから。でも、JavaScriptの配列はダメだ。そこでは初期化の際に要素の省略ができる。空白に意味があるのだ。カンマの前後の空白の要素に関して、末尾だけ特別扱い(してるように見える)なんてのは不細工きわまりない。
最終更新: 2013-05-18T14:03+0900
行き詰まっている。新しくなった Progress画面でテキトーに問題をクリックしたら勝率の高い(正答者数の多い)問題だったでござる。
# さいころふりふり total4 = [0,1,1,1,1] + [0]*32 # サイコロを 1回振って出目(o)の合計が i(=1,2,3,4,...,36)である場合の数を total4[i]。0番目は単なるプレースホルダ。 8.times{ # 2-9回目 (total4.size-1).downto(1){|i| total4[i] = (1..([4,i].min)).inject(0){|sum,o| sum + total4[i-o] } } } total6 = [0,1,1,1,1,1,1] + [0]*30 5.times{ (total6.size-1).downto(1){|i| total6[i] = (1..([6,i].min)).inject(0){|sum,o| sum + total6[i-o] } } } # 集計 win4 = 0 sum4, sum6 = 0, 0 1.upto(36){|total| win4 += total4[total] * sum6 sum4, sum6 = sum4 + total4[total], sum6 + total6[total] } p 1.0*win4/sum6/sum4
5時間以上かかった……(実行に)。
Process.times: #<struct Struct::Tms utime=20471.855, stime=8.268, cutime=0.0, cstime=0.0>
どうすれば……。
2^{15}
通り)をさっき求めたコンタクトポイントの列(12495通り)に当てはめて(約408701758通り)、最良の H-Hコンタクトポイント数の合計を得る。何の工夫もないナイーブなやり方だから手を付ける余地はあり余ってるんだろうけど、どういうやり方をしたらいいのか途方に暮れる。
スレッドを見たら先頭から 3つ 4つ立て続けに「brute force」の文字。それでも 20秒やら 3分で終わるらしい。バブルソートと同じくバカの代名詞(※ごく少数を対象にするなら妥当な選択肢)みたいに思ってるけど、その中でもさらに利口なのとバカなのとがあるのね。最低限のたしなみとして作業領域の大量コピーはしてないんだけど。
最初は 6時間かかったけど 12分に縮まったという人もいた。そういうことならもう少し手を入れてみよう。
というあたりでひとつ(どうにかならないか?)。
おっと、ドーナツになるとコンタクトポイントにボーナス(+1)が付くのだった。
2^{15}
通り)をコンタクトポイントの列(12495通り)に当てはめる。(408701758通り)手立てなし。
ステップ2でサブセットを除去したら 2分。ただし C++で。
最適化オプションを目に付いただけくっつけただけで 15秒になるんだもんな。>PE300.cpp C++で 3秒だという人がいるけど、これ以上の悪足掻きをするかは微妙。
しかしまあ、投稿されたコードを眺めると、アホな人間は自分から問題を難しくしてそれに四苦八苦してるような印象を受ける。自虐してるの? 要するに、上にアップロードしたコードはもっとシンプルに書けるはずだ、と。HとPの長さ15の配列としてのタンパクを 0から 2^{15}
未満の整数のビットパターンで表したり……。手立てなしとしたステップ3こそが実行時間の大半を占めてるので高速化のメインステージなのだ。再帰してる場合でも vectorをループで回してる場合でもないのだ。こういう筋トレっぽいトレーニングをしてくれる問題は貴重。これまで考えたことがないから。
優れた人々は無意識にやっているので、あまりこういうことは教えてもらえない(というか当然やっていますよねJK、などと思われていたりする)ので本書のように、あらためて書いてくれている本は大変貴重だと思った次第。すごい人達が「ナイーブな手法でいいんじゃね」という時は「本書で書いてあるようなことを当然踏まえた上で適切にナイーブな手法を組み合わせて使っている」という意味だったりするので十分注意したい。
ナイーブという単語に反応した。上の方で「何の工夫もないナイーブなやり方だから手を付ける余地はあり余ってるんだろうけど」と書いたときのナイーブはもちろん……。練習問題、やります。
C++で3秒だという人のコードを読んでいた。自分でコードできるほど十分には理解してないけど見つけたアイディアだけ書いてみる。
for (auto a = s.begin(); a != s.end(); ++a) { bitset<64> _t = t & *a; m = max(m, (int)_t.count()); }
タンパク質(t
)とコンタクトポイント列(a
)が long long intで、s
はコンタクトポイント列の集合。コンタクトポイント列とタンパク質の照合が bitwise andで済んでしまっている。
俺が vector<pair<char,char> >
としたコンタクトポイント列がどのように long long intにパッキングされているのか。
pair<char,char>は、タンパク質の先頭からのインデックス(0..14)を使って、(4,9)も (9,4)も表現できるが両者は同じなので (9,4)だけ表せればいい。インデックス i
の(i+1
番目の)アミノ酸とペアになりうるインデックスは全部で i
種類。これなら必要ビット数は \sum_{i=0}^{14}i = 105
。
チェス盤の黒白を考えるとわかりやすいけど、黒いマスの隣には白いマスしかない。インデックスが奇数のアミノ酸(H,P)の隣にはインデックスが偶数のアミノ酸しかこない。これで情報を失わずに表現形を半分に減らせる。\sum_{i=0}^{14}\lceil\frac{i}{2}\rceil = \sum_{i=0}^{14}\lfloor\frac{i+1}{2}\rfloor = 56
ビット(→床関数)。long long intに収まるサイズになった。
と、ここまで読んだ*んだけど、15ビット以上の整数型で表されるタンパク質を照合用の56ビット表現に変換するところの解読がまだ。プログラム全体としては無駄がなくて、そういう意味ではわかりやすいんだけど。(L=15; int hを long long int tに変換)
long long int t = 0; for (int i = 0; i < L; ++i) { t <<= ((i + 1) / 2); if (h & (1 << i)) for (int j = (i + 1) % 2; j < i; j += 2) if (h & (1 << j)) t |= 1 << (j / 2); }
* というか大部分の時間を「a <<= ((d + 1) / 2);」を眺めることに費やしてた。「なぜ d(+1) bitしか必要ないのか?」「あちこちに現れる割る2とは何なのか?」
最終更新: 2011-10-02T17:49+0900
注文手続き中にこの本は以前購入したと教えてくれるけど、その本は在庫なしでキャンセルになったもので、持ってないんだ。知ってるでしょ。
漏れてた本を追加注文したかったが注文の変更はできない。さっき注文した本(10冊くらい)を一冊ずつ取り消す必要がある。その際も、まとめて取り消すことも連続して取り消すこともできずに冗長な操作を要求される。
キャンセルしてすぐ再注文するのがわかってるから、取り消しを行ったのと同じ注文履歴画面からそれぞれの本のページを前もって開いておいた。が、いざその時になって気付いたのだが「カートに入れる」ボタンがない!一度注文した本はもう買えないのかと思って(※ありえないとは思ったがこの程度の不合理はガラパゴスではあるかもしれないとも思った)、ログオフしてリロード(Ctrl+F5)してみたが変わらない。途方に暮れつつふと URLをみると*本を表す IDパラメータのほかに &Mode=show
なんてくっついてる。これが「カートに入れる」ボタンを隠すコマンドだった。
アマゾンは購入したことを教えてくれはするけどカートに入れることを制限したりはしないよね?注文履歴から本を注文する人なんていないと思った?そこ(目的)は譲っても、あなた同じ本を二冊買おうとする客を体を張って止めたり(手段)しますか? Webで数量の違いは見えにくいし、同じ本を誤って何度も買うのは本読み共通の悩みだから知らせてくれるのはいいが、その後どうするかは自由だ。選択肢を奪うな。
その1では商品ページにこっそりコンテクストを埋め込み、今度は商品ページの URLにコンテクスト情報を付加して、結果的にユーザーを欺いてる。前回も今回もまったくわけがわからないよ。
こんな 3、4回使っただけの人間の行動をカバーすること(※規制することじゃないよ)もできてないんじゃ、自分たちで使ってみることもしてないんじゃない?ハイレベルすぎて俺にこのサイトは満足に使えない。
* ドヤ顔してもいいかな?>http://vvvvvv.sakura.ne.jp/ds14050/diary/20110824.html
最終更新: 2011-10-01T04:28+0900
練習問題。それも Aだけ。Bは撃墜されました。
# small用 def last_output(n, k) snappers = [false] * n k.times{ # 電流をたどってひっくり返す。 0.upto(n-1){|i| snappers[i] = ! snappers[i] break if snappers[i] # previously OFF (=next snapper's IN was OFF) } } return snappers.all? end # large用 def last_output(n, k) # k1 = 2**n-1 # k1:最初に n個の snapperがすべて ONになる操作回数. # k = p*k1+(p-1) を満たす自然数pが存在するなら電球は ON. return (k+1)%(1<<n) == 0 end caseno = 0 $stdin.readline; # drop # of cases. $stdin.each_line{|ln| n,k = *ln.scan(/\d+/).map(&:to_i) break unless k caseno += 1 puts "Case ##{caseno}: #{last_output(n,k)?'ON':'OFF'}" }