最終更新: 2021-11-12T21:42+0900
解けなかった。
これはコンテスト中の提出。WA と AC の比率からして惜しいのかなという感じ。おそらく 0 を返すべきケースで 0 が返せていない。それはどういうケースか。連結成分が8の字になっていたりして輪っかが1つではないケース。
しかしそれをどうやって検出するのか解らなかった。
これはコンテスト終了後の提出。さっきの WA 提出では UnionFind で閉路の検出(だけ)をしていたのだけど、もうちょっと細かく、ノード数と辺の数の両方がわかるように記録をつけた。
辺の数がノード数より1だけ小さい連結成分は木であり、辺の数はこれが最小。辺の数とノード数が同じ連結成分はループが1つとオプションで突起をいくつか持っている。辺の数がノード数より多い連結成分は複数のループを持っている。
題意を満たせるような連結成分は3種のうちの1つだけ。他の2つが存在すれば答えはゼロだし、適合する連結成分のみが A 個あったなら答えは 2.pow(A,998244353)。
ここまで考えがまとまるのに2時間かかってるんだよなあ。
なんか「なもりグラフ」という名前があるらしかった。調べようとしたらゆるゆりの人と名前がかぶってて検索性が悪かったのだけど、別に間違ってはいなかった。なもりを検索してなもりが見つかるのは当然。
chokudai(高橋 直大)🍆@chokudai
F問題の由来です。(N頂点N辺の連結なグラフを「なもりグラフ」と呼ぶ人がいるのもこれが理由です。) https://t.co/saSTvA1lep
F 問題って、AGC の F 問題「Namori」じゃないですかー(やだー)。赤 diff の精進は 10 年後も手つかずの見込みですから。
これもあった。ARC079-F「Namori Grundy」。橙 diff は、どうかなあ。解説 AC が1つあるだけだけど、10 年後は。
最終更新: 2021-10-26T00:58+0900
D 問題で TLE に苦しんだ。E 問題も TLE に苦しんだ。そのまま E 問題が解けなかったので F 問題は読めなかった。
全探索が許されそうな制約。重複チェックのためのハッシュ表のキーを文字列にするか配列にするかで悩んだ。結果的に文字列ベースの探索で AC になった。
欠けてる数字を9番目の要素にするのがちょっとした Tips. TLE 解消の決め手にはならなかったんだけど。
現在の状態からありうる次の状態(のうち初出のもの)をすべて候補にするという意味で感覚的に全探索と書いたけど、そういうのは幅優先探索と呼ぶらしかった。
時間は1時間ほど残っていたのに、結果的に1時間と 10 分が AC までに必要だった。
D 問題の TLE×1 と違って全然惜しくない。どこの処理量が膨れ上がるかとソースを眺めてみると、遷移のための辺を逐一処理しているところがダメ。
遷移の方向は A の小さい方から大きい方に決まっているので、A の降順に遷移可能回数を数え、行と列にその回数をメモしておけばいい。今後この行(この列)から遷移先を探すものがあるならメモした回数だけ遷移できますよ、というメモ。A の降順に処理しているから参照したメモはいつでも有効。
ああいや、A の値が等しい別の点が書き込んだメモを参照しないようにだけ注意が必要。この辺の呼吸は珍しくないので心得たものである。
あと 10 分あればなあ。
不要になった処理を消し忘れてた。
レートはちょっとだけ上がってる☞。しかしもっと上がりたかった。
最終更新: 2021-11-23T22:07+0900
精進ですよ。水 diff だけど難しい(まるで水 diff が簡単かのような……)。考えがまとまるまで1日かかった。
隣接2要素をスワップして +1/-1 するというけど、考えやすいように複数の操作をまとめるとこう。
Ai の値は移動に伴って変化しているように見えるけど、実のところ位置に応じて決まった値をとっているに過ぎない。どういう値をとるかは、最初に位置 i で値 Ai をとっていた、ということで決まる。
A 数列の各要素が位置1でとる値をその要素のポテンシャルと呼ぶことにする。ポテンシャルから要素の位置を逆引きできるようにインデックスを作成しておく。
B 数列をスキャンしながら、要求するポテンシャルを計算し、該当する要素を A 数列の先頭に近いところから貪欲に引っぱってくる。
引っぱってくるに際していくつの要素と位置を交換することになるかは BIT で転倒数を管理することで数える。というか、知る必要があって管理している数字が転倒数と呼ばれている、が順序として正しい。
難しい。これが水 diff ってどうかしてる。ちなみに Swaps の1はこれ>「Swaps」。黄 diff です。解けるまで9か月寝かせました(20191111p01→20200826p01)。2は1日寝かせただけで解けたんだから、妥当なのか?
最終更新: 2021-11-15T21:43+0900
大反省回。未だに ABC で ABC の3完敗退を繰り返していることに驚きを隠せない。今回がそうだしついこの前の ABC219 もそうだった>20210918。ついでに言うと3年以上前の第2回参加回もそうだった☞。まるで成長していない……。戒めとして普段はとばす A 問題から振り返る。
20 年前の自分だったら N の常用対数から N の桁数を求めてくっつける 0 の数を決定していた。
だけどとある WSH 関連の掲示板で、十分な数の 0 をくっつけてから必要な文字数だけ切り出す方法を知った。
他の人の提出を見ると printf かそれに類するメソッドを使うものが多かった。Ruby で最初に提出した人は rjust を使っていた。目的にぴったりのメソッド(rjust)がある以上、それを使うのが最善だった。
こういうこと。
L = lambda{|n| Math.log10 n } # 正整数 n の常用対数 D = lambda{|n| L[n].floor+1 } # 正整数 n の桁数(10進表記) p [D[99],L[99]] #=> [2, 1.99563519459755] p [D[100],L[100]] #=> [3, 2.0] p [D[101],L[101]] #=> [3, 2.0043213737826426]
学校で対数を習っても理解が伴わないと計算問題はできてもこういう風に実用できなかったりする。Project Euler の 62 問目を二重ループで解いたりもする>20110308p01.02。
実はまだよく分かっていないのは自然対数の底 e。なんだかこれを底にすることで累乗が掛け算になったり曲線が直線になったりして性質を変えずに扱いやすくなったりするらしいんだけど、そういうのは(文系学部に分類されるらしいことを少し前に知って驚愕した)経済学部の人に任せておきたい。
コメントのしようがない。スクリプトを読んで。
制約が小さいので愚直にシミュレーションをすれば良い。
解答を作成するのに 20 分かけたのが良くなかった。出力フォーマットを勘違いしていて、求められているのが順位で並べた人番号だったのに、人番号順に順位を表示しようとして余計な手間をかけ、余計な手間を実装するのにもやけに手間取ってしまった。
解けなかった。シンプルな DP。直前の項がとった値ごとに場合の数が記録してあれば、現在の項において取り得る値と場合の数が数えられる。それがわかっていて解けなかった。
もうね、「なんでなん?」という感想しかない。これが違うなら正解が正解ではないと言い張ることしかできない。
制約の下限が 0 なのは知っていた。知っていたしそのせいで Range の終端が -1 になることがあるのもわかっていたが、終端が始端よりも前にある「空の Range」で切り出した部分配列が、「空の配列」ではないことがあるだなんて想像だにしなかった。これは Ruby の罠である。こういうことだ。
range1 = 0..-1 # これで WA range2 = 0...0 # これで AC p range1.size #=> 0 p range2.size #=> 0 array = *0..9 p array[range1].size #=> 10 p array[range2].size #=> 0
配列の切り出しにおいて Range は単なる添字のペア [0,-1] として扱われている。Range としてのアイデンティティを奪われている。この仕様を知らなかったわけではない。ただ、認めがたい仕様なので自分では絶対に使わない仕様なのであり、意識の外だった。
D 問題を諦めたのに E 問題もコンテスト中の提出は叶わなかった。
やることははっきりしている。できるかどうかは別としてやるだけの問題。
「木において辺とは頂点集合を左右に分けるもの」だと前回の ABC に関連して書いたばかり。ある辺について注目したとき、A_i と A_{i+1} が異なる集合に属していれば A_i から A_{i+1} への移動に際してこの辺を通るのでカウント +1。
A_1 から A_2,..., A_m へと移動するとき辺ごとに何回通るかが数えられたら、今度は R−B=K を満たすような塗り方(辺の選び方)を数える。一度も通らない辺は青でも赤でもどっちでもいいので除外してあとで掛け合わせる。
原因は想像だけど、頂点集合の管理に 1000 ビットのビットフラグ×1000 を使って TLE。後半で謎の DP をして WA。
頂点集合の管理に UnionFind を使うことを思い出した。後半の DP はシンプルになって、辺を赤く塗った場合と塗らなかった場合を一緒くたにハッシュ表に詰め込むだけ。
1050 Byte は書き過ぎかなと思ったけど、他の Ruby での提出も軒並み 1001 Byte, 2162 Byte, 1019 Byte, 1776 Byte だったから別に突出してはいなかった。
前々回の ABC で見たのでこれを全方位木 DP と呼ぶことを知っている。そのときの経験でとりあえず根をとっかかりにすればいいことも知っている>20210928p01.01。根っこの特殊性は親がないことで、(子から親へ処理を積み上げているにも関わらず)親を参照しなければ求められない答えも、根に限れば求まる。そうすれば根を親に持つ子の答えも求まる。以下同様。
木 DP は処理の流れさえできあがれば、葉という一番単純で考えやすいところから差分で処理を積み上げていくと答えになるのでやりやすい。差分の部分の式が難しいことがあるし(20210909)、子のマージが難しいこともあるけど。
順調にジャッジが進んで行っていたのに最後の最後で次の一群のテストケースに阻まれた(06_n_eq_2_00.txt, 06_n_eq_2_01.txt, 06_n_eq_2_02.txt, 06_n_eq_2_03.txt, 06_n_eq_2_04.txt)。AC は近い。あそこが nil になりそうだなーと疑っている部分はある。
ABC が 12 時間のコンテストなら ABCDEF の6完も不可能ではない!(慰めはいらねーよ)
ゴルファー以外では Ruby で唯一の AC だった tinsep19 さんの提出 #26477920 を読んだ。
どうやら参照すべき日記を間違えていた。先月の 28 日(20210928p01.01)ではなくて、今月の 4 日(20211004p01)を参照すべきだった。全方位木 DP ではなく木の直径を解法とすべきだった。そっちの方が簡潔になるから。
関連問題である ARC022-C「ロミオとジュリエット」のスライドに2通りの解法が書いてあったらしいのをある参加者のブログで読んでいたが、わざわざややこしそうな全方位木 DP で木の直径を求める方法を知りたいとは思わなかったのだった。
知らずに実装していたし、知っていたのに(理解が浅くて)簡潔な手法を選べなかった。
振り返れば E,F がやるだけの問題だったこと、全方位木 DP、木の直径、どれも前回と前々回の ABC を彷彿させるものだった。どちらも復習はばっちりだった。その結果が3完とは泣かせる。
DFS 2回で直径を求めるバージョン。全方位木 DP バージョンと比べて、思ったより短くはならなかったけど速くはある。何より各ステップが単純でバグらせにくいと思う。
この単純さは、旅費が最大になる目的地の候補を予め2つに絞っているところから来ている。すなわち、直径(の1つ)の両端に位置する2つの街。
仮に木の中心がある辺にあるとしよう。すべての街が辺のあちら側かこちら側かに二分される。どの街をスタート地点に選んだ場合でも、中心を経由して、中心から最も遠く半径分だけ離れた街を目指すのが最も高くつく。中心を経由しないパスについては、中心に寄り道をするパスを想定して比較材料にすると、最も高くつくケースより安くなることがわかる。
最終更新: 2021-11-04T10:11+0900
精進ですよ。おとといあった ABC の F 問題。
コンテスト時間中は木の中心についての理解がぼんやりで解答に至らなかった。そもそも木の中心などというものを考えたことがなく、でもサンプルの2のような円形の木で制限時間内に答えを数えきるためには、木の中心を中心とした組み合わせを考えるしかなかった。
木の直径については知っている。過去にある問題で満点解答のためのヒューリスティクスとして、深さを求める関数を2度呼び出して答えとしたことがあった。後にそれが運任せではなく確かな手段らしいことを知った。証明は知らない。
木において辺とは頂点集合を左右に分けるものだということを知っている。どの辺でもいいので1本選んで真ん中に横向きに置いて形を整えるとアレイ(亜鈴)型になるイメージ。コンテスト中には思い出せなかった。そのせいで問題の木を具体的にイメージする力が弱かった。このことは今朝のトイレで考えるでもなくふと思い浮かんだ。
たとえば直径が偶数の時、直径の中心には頂点が1つある。問題は直径を与える頂点ペアが複数あるときに中心が複数あるかどうか。中心が仮に2つあるなら、2つの中心の中点が本来の中心であるべきであり、直径だと思っていたもの、2つの中心だと思っていたものは直径でも中心でもなかったことになる。だから中心は1つ。
たとえば直径が奇数の時。直径の中心には1本の辺がある。この辺は中心に位置する唯一の辺だろうか。仮に直径の中心に位置する辺が2つあるなら、2つの辺の中点が本来の……(略)。だから中心は1つ。
色の塗り方だけど、中心から最も遠く半径と同じだけ離れている点の集合を、中心から直接出るどの頂点の先にあるかで分類する(中心が辺なら辺が結ぶ2つの頂点を考える)。同じ頂点の先にぶら下がっている2点を同時に塗ってしまうと、そのあいだの距離は必ず直径よりも短くなる。直径より長くなることはありえないし、仮に直径と等しくなることがあるなら、真の中心はどこだ?という話になる。そんなものはない。
ここまでを今朝のうちに納得してから実装したのに、直径が偶数のケースで中心の求め方を間違えたり(提出 #26352819)、線形時間の集計を繰り返して TLE になったり(提出 #26353052)、無駄に長さ N の配列確保を繰り返して TLE になったり(提出 #26353383)、いっぱい間違えた。
配列アクセスとハッシュ表アクセスだと配列の方が断然速いのだけど、初期化が1度で済まないなら、ハッシュ表の初期化コストの低さが効いてくるみたい。
8問目の黄 diff AC。これより上は橙が1問だけだから、かなりのレア度なんだ。
ちなみに 水 diff だった E 問題 LEQ は、まだ TLE を回避する計算方法がわかっていない。
さっき書いた。
木の直径については知っている。(中略)。証明は知らない。
木の中心を念頭に置いて考えると直径を求めるアルゴリズムはこういうことだ。中心は、頂点の場合も辺の場合もあるけど、頂点集合を左右のどちらか(もしくは中心から直接出る辺のどれか)に振り分ける。任意の1点を始点に選んで最も遠い頂点を求める1回目の探索は、中心を挟んで異なる側にある、中心から最も遠い点を求めている。2回目の探索も同じ。同じ側に属する点が最遠点として選ばれることがないのは、中心に寄り道するパスを想定して比較材料にするとわかる。2回の探索で見つかったどちらの頂点も中心からは半径分だけ離れているから、そしてお互いに異なる側にあるから、合わせて直径になる。
さっき書いた。
木の直径については知っている。過去にある問題で満点解答のためのヒューリスティクスとして、深さを求める関数を2度呼び出して答えとしたことがあった。
エディタのログから「.max_by」を GREP したら該当するファイルが(たったの) 15 見つかったので、順番に調べてみた。「ある問題」とは ARC022-C「ロミオとジュリエット」だった。これが青 diff なんだからチョロい!(嘘です。調子乗りました)
最終更新: 2021-12-21T16:21+0900
昨日あった ABC。今回は全体に易化傾向で、D 問題がやるだけの茶 diff。F 問題でも水 diff。実は F 問題より E 問題の方が解かれていないけど、そちらも水 diff の範囲。ABC は5完6完を狙いたいところなんだけど、ABCD を 17 分4完(+うっかり余りをとり忘れて 1 WA)でレートは微減。あなたは残りの 83 分間何をしていたのですか?
こちらが先に解けた。やり方はすぐにわかる。1か所だけ素直に求めて、あとは辺の左右にあるノード数の差を見ながら差分を更新する。すぐに実装できたかというとそうはいかない。どういう処理をどういう順番で並べると答えが次々生み出されてくるのか、とっかかりが掴めなかった。結局、根を1つ決めると木に深さという概念が生まれて、根の深さを0にしておくと全頂点の深さの和が根にとっての答えになった。これがとっかかりになって最後まで書けた。
木の問題は深さと距離と子孫がそれぞれ Depth, Distance, Descendant なもんだから、いつも D が識別子として不足して困る。それに直径(Diameter)も追加で(ちなみにアクセントは i でも e でもなくて a らしいですよ)。
83 分間合わないサンプル2を合わそうとしていました。明らかに同じような計算がノードごとに繰り返されるので、累積和の累積和を表引きして TLE を避けるのだと思っていた。ところが実際は一番内部の式が定数になったので(たとえば 2^a × 2^{N-a}
が a の値によらないようなこと)、愚直解だと思っていたものがそのまま答えだった。
しかしその愚直解を合わせるのにも一生分の時間がかかるように思われた。死ぬ前に解けて良かった。3つくらい勘違いポイントがあった。組み合わせを半分(それとも2倍?)扱いしなければいけないのはどういうケースか(同じ深さの2頂点を組み合わせて距離 D を作る場合ではない)、それは頂点何個分か(N,D に足し引きして求まる数ではないし冪(数)でもない)。
余りをとる数え上げ問題は正答までの距離が計れなくて途方に暮れがち。
愚直解っていうのは、深さごとに、頂点がいくつあるか、頂点1つが相対的深さ D の頂点をいくつ持っているか、相対的深さ 1 の頂点と D-1 の頂点をいくつ持っているか、相対的深さ 2 と D-2 ならいくつか……を数えて掛け合わせて足し合わせること。
E 問題も F 問題も青 diff でいいじゃないかというくらい苦労したけど、振り返ればどちらも考察は要求されていない(「すぐにわかる」「愚直解」)。ある意味やるだけの問題だった。やるだけ(できるとは言っていない)。
最終更新: 2021-09-30T13:08+0900
制約上の上限が 16 桁だっていうから、f の値の上限も 16。たとえば f(x) = 5 のとき、x は 11111 であるかプリフィックスが 111110 であるかのどちらか。f の値ごとに N 以下の範囲にそういう x が何個あるかを数える。桁数を固定すれば数えやすい。提出 #26096008
競プロ典型90問「025 - Digit Product Equation(★7)」の簡単バージョン。
頭の中がぐちゃぐちゃで解けなかった。終了直前の提出がこれ>提出 #26101512 (1 WA)。
とってもくやしいことに、1文字書き換えたら通りましたとさ>提出 #26105189 (AC)。2行目の N==1
を L==1
にしただけ。なんだよもー。もーもーもー。
一応考えたことを。最小化したい最大値の先頭の桁は2で決まっている。その後ろに0から N-1 までの N 個の数を3進数で表記したものをくっつける。これが2から始まる N 個の数。0から始まる N 個の数と1から始まる N 個の数は、桁ごとの制約を満たすようにテキトーに決める。これだけ。なんで書けへんの? 他の人の提出を見ると tr で 0,1,2 をローテーションするのが簡単そうだった。簡単にできることをすごく難しく考えていた。
驚いたことに、このふがいない有様でレートは上昇しているのである(☞)。どれだけ低いレートに甘んじているかわかろうというもの。
最終更新: 2021-09-23T19:26+0900
昨日の ABC に続いて今日は ARC があった。
昨日と同じく ABC の3完(+2WA)。24 時終了でもう 27 時になりそうだけどまだ結果が出ない……(水色に戻れたの?どうなの?)
脳内で組み合わせを全探索して優先順位を付けて貪欲法で>提出 #25984785。
LIS が見えていなかったせいで配列に対して insert/delete_at を繰り返す効率の悪い実装になったけど、通るは通った>提出 #25988002 (911 ms)。
LIS ではないこの解答の形は「Shortest Path on a Line」と「蛍光灯」で書いていた>20200826p02。
LIS にすると倍以上速くなってこう>提出 #26015260 (440 ms)。
最初にサンプルの3にだけ答えを返すように if で処理を分けた。そうすると残りのケースで K の高すぎる上限を気にかける必要がない。
次に GCD について。砂で隙間を埋めるように1ずつの操作ができるとなると、GCD が取り得る値について A 数列の素因数から推測できることは何もないような気がしてくる。じゃあ探索しますか?
どうもね、N 回のループの中身を対数時間の処理にするということが、N^2 のループに対する高速化だという意識が強すぎて、N 回のループで前処理をして N 回の本番ループを定数時間で済ませる方が速いという感覚が持てない。N が2×N になってもオーダーは変わらないけど、ループを2本に増やすことに無意識の抵抗があるらしい。
残っていた 20 分で愚直解だけ>提出 #25995534。
RE と TLE の背後に WA が隠れている可能性がないではないが、「Shift and Inversions」でやったようにうまい遷移と、それと省略を見つけて高速化すればいいのかなと。
最終更新: 2022-02-17T12:53+0900
第四回までの日記>20201111p01。
課金ユーザーじゃなくてごめんね。@atgolfer1 に流れてきたツイートを見てはじめて問題が公開されていること、第七回が行われていたこと、終了していたことを知ったよ。
やるだけ。提出 #24382962
小さい方を選ぶだけなんだけど、10 分以上切り捨てたり余りを取ったりして悩んでいたのは内緒。提出 #24383193
Ruby なので 10 進 100 桁はなんの障害でもなかった。提出 #24383281
5つのパターンをじっと見れば最終結果に影響するような文字の取り合いがないことがわかる。提出 #24383341
探索が許されていることと操作が1回に限られていること、それと遷移が足し算ではなく掛け算だという点が違うけど、問題の形としては ARC122 の C 問題 Calculator を思い出した>20210612p01.03。これが解ければ ARC122-C も解ける!
スケジューリングの問題だけど、求められているのが最適化ではなく判定だという点で、最も簡単な部類。提出 #24383711
20 分考えた。
どんな正の整数でも、テキトーに選んだ正の整数を基数としてその冪乗の和で表せるのは当然だけど(N 進数ってそういうもの)、使える数字が 0 と 1 と -1 に限定された 3 進数ではどのように事情が異なってくるか、という問題。
2×3^x = 1×3^{x+1} - 1×3^x
という感じで、2 を -1 に置き換えてから次の桁にツケをまわしていくのがいいでしょう。提出 #24384055
解けてないよ。制約が小さいから探索していいのだろうけど、それでも 100 の 100 乗になるようなバカな探索は許されない。私はバカです。
上限の揃った制約が DP だと告げている。それも3乗の。まだ8問目だからって雑な探索で解けるとなめてかかっていたのではないか?
なだらかな折れ線グラフを書きたいのだから、遷移先の幅は自ずと限られる。(W = A.sum/[N-2,1].max+1
-2, +1 はテキトー)
「ABC-D 虐殺三銃士」のひとつ「Congruence Points」を思わせる問題だけど、両目の位置を手がかりに確定した情報が得られるところが優しい。
図形問題は行列や複素数に計算を丸投げしがちなので、これは自分で式を書いた。25 分かかった。提出 #24392172
「強連結成分分解をしよう」がキーワードだった競プロ典型 90 問の 021 - Come Back in One Piece(★5)がすぐに思い浮かんだんだけど、深さ優先探索を2回するんだというアルゴリズム解説は何か所かで読んでたんだけど、これは 17 問ある★5問題のうちで解いてない3問の1つなのだった。
雰囲気は掴んでいたので雰囲気で書いた。提出 #24393748。細部が詰められてなくて無駄があるかも。競プロ典型 90 問のおかげでアルゴリズムの顔見せだけは済んでいたので、今度は実装するところまでこぎつけた。
理解が甘くて 1 TLE。実装ミス(<
にすべきところを <=
にしていた)で 1 WA。AC はこれ>提出 #24424698。
最短経路問題ならダイクストラ法なんだけど、満足度と所要時間の2つを考えなければいけないのをどう考えるか。所要時間が最短であることが第一で、満足度の高さはその次に考慮すればいいだけなんだけど、だけど、「満足度について、同じ都市を 2 回以上経由してもその都市の景観は 1 回しかカウントしません
」という文言がちょっとひっかかるよね。経路を記録して重複を排除しないといけないの?(それには無視できないコストが……)
もちろん負の移動時間はないから、同じ都市を2度訪れる経路が最短になることはない。だけど次の2つのようなパスで所要時間の合計が同じになる場合をどのように扱うか迷った。
都市 M に着いたときの満足度の総和は明らかに2、3、4を経由してきた経路の方が大きくなるんだけど、もう一方の経路は M のあとで7、8、9を経由することで取り返すことができるかもしれない。M に着いたときの満足度の低さを理由にして一方のパスを捨てていいのかどうか。
実は上の図には嘘があって、上の図のような状況の実際は下のようになっている。
これは1と M とのあいだの最短所要時間と、M と N とのあいだの最短所要時間がどちらも1つの値に決まることからわかる。最短経路であるどの2つのパスを取り上げても、分岐と合流を繰り返す第3のグラフのような関係になることが納得できたら、ある都市に最短で到着する経路のなかから最大の満足度を記録するのでいい。
セグメントツリーなんだけど、最小値を持っているインデックスをどうやって列挙するかという問題。
最小値の記録と添字の記録をセグメント木と配列で分担しようとして TLE を出したり(提出 #24408482)、セグメント木の実装ミスで大量の WA を出したりしつつ(提出 #24412768)、三度目の正直で AC>提出 #24413254。
セグメント木を上から下に下るのって苦手。(根っこが上です。逆にすると頭が働かない)
全部を分割した状態から始めて、損をしない範囲で統合していくのかなと思ったけど、並べ替えができなくて境界が入り乱れるのを、どう整理して扱えるのかわからない。
とある赤亀コーダーさんによると全体でこの M が一番難しかったらしい。
昨日これの簡単なバージョンを解いたよ>「B - すぬけ君の塗り絵 2 イージー」(提出 #24414821)。
二次元累積和かなと思うんだけど、ABC203-D Pond も競プロ典型 90 問の 081 Friendly Group(★5)もまだ解いていない。二次元累積和って累積和の累積和とは違うんだなー、という感想を持ったのは覚えてるけど、よく思い出せない。
O 問題が解けたのは初めて。
入力を圧縮したり累積を記録したりして計算量を削減するのは、競プロ典型 90 問の 089 - Partitions and Inversions(★7)ぽいなーと思った。
以下は考えたこと。
.each_with_index.each
とか謎なことしてる……。幸いにしてこれは無駄なだけで害はないけど、部分的な修正を繰り返すとこういう風に、(通して書き下したときにはありえない)謎なバグを仕込みがち。最終更新: 2021-07-19T22:56+0900
悔しいなあ。手も足も出ない方がまだあきらめがつく。
1時間かけてコンテスト終了直前に投げた。サンプルすら通っていないけど、5つあるケースの最後の1つの答えが違っているのに気がついていなかった。ダメダメである。
RuntimeError の原因は Array#compact が false を取り除いてくれていないのに気付かずそのまま min メソッドを呼んだこと。
Wrong Answer の原因は比較して小さい方を選ぶべきところで、勝手に優先順位を付けて先に値が得られた方を選んでいたこと。それともう1か所(b+(d-1)%10
の %10 が完全に余計)。
プログラムの型は Send More Money と同じ>20210412p01。桁を見て、キャリー(ボロー)を伝えて、最後まで矛盾なく桁が確定できるかどうか。それを k を増やして条件を緩和しながら最小値を探った。
答えの上限が5だと見抜いていたところは偉いと思うんだ。なぜ5かといえば、項数が1ならある桁に関して作れる数字が 1..3。2なら 2..6、3なら 3..9、4なら 4..12、5なら 5..15 ということで、最初に 10 種類の数字が作れるのが5項の和。0..4 の数字を作ろうとすると繰り上がりが不可避なのが制限だけど、それは隣の桁で吸収できる。6以上に項数を増やしてもできることは増えない。
ほとんど違いませんよ。でも A から F まで6問ある中の3問しか相手にしていないのに、時間内に完成させられないんだなあ。
実行時間から判断するにだいぶ無駄が多いみたいだけど、制約に苦しめられてたったひとつの解法、たったひとつの記述を探らないでいいってすばらしい。
ただの貪欲。提出まで 15 分>提出 #24363550
AC まで 2 WA、33 分。どういうこと? 10 分時点で9割5分は完成していた>提出 #24355415。デバッグ出力を消し忘れてるのと、入力を勝手にソートしてるのがいけない。列(Sequence)は順序付き!(知らないわけではない。括弧と波括弧に使い分けがありそう? それは知らない)
AC>提出 #24361099。ほとんど違いませんよ(2回目)。
最終更新: 2022-01-25T19:28+0900
A 問題から WA を出して、D 問題も 4 WA のち AC だったけど、D 問題が水 diff だったおかげで4完最遅に近かったはずでもそこそこのパフォーマンスがもらえた。棚ぼた。E 問題が解けなかった。
30 分考えて出したコンテスト中唯一の提出。ソースを見ればわかるけど、3分岐のうち2つしか埋まっていない未完成の状態。未実装部分に 1/0 (ZeroDivisionError) を埋めておくことでジャッジ結果を AC/WA の2択ではなく AC/WA/RE の3択にするテクニック。WA がなかったということで、中身のある2分岐にミスはなさそう。
複数の A 要素の関係について、中国剰余定理が関係してくる気がしてお手上げだと思っていたのだけど、GCD で良かったらしい。まだ理解していない。
DP です。1行目から行ごとに考える。
罠があるとすれば、同じ行から2つの駅を選ぶ場合を見落とさないこと。見落とさないこと。慌てて対応をミスって WA を重ねないこと。
m1 が同じ行内からもう1駅を選んだ場合の建設費用。m2 が前の行の同じ列から下に線路を引いてきたときの建設費用。
その他の処理は「この行この列に至る最小のコスト」を記録するためのもの。上の行から引っぱってきた線路を延長するのがいいか、Aij を払ってその場に駅を建てるのがいいか、同じ行の左右から線路を引いてくるのがいいか、最小費用を記録する。
ところでこの問題、「鉄道建設にかかる費用として考えられる最小値を出力してください。
」で問題文が締められているのだけど、2、3回読み直したよね。え? どのような鉄道を敷けばいいのか示されてましたか。まさか「高橋君は国民の利便性を上げることよりも、鉄道建設にかかる費用を少なく抑えることを優先したいと考えています
」が真実その通りで、1000000 マスのうち最低でたったの 2 マスをカバーする鉄道を敷設するだけでお茶を濁すつもりだなんて、一読しただけでは飲み込めなかった。高橋王国民甘すぎ。
最終更新: 2021-07-14T01:38+0900
解説を読めば半分全列挙と同じように、汎用的な手法であるが故に問題から解法を見出そうとしても出てこないタイプの問題と解法だったと言えるのではないか。
以下は解説を読む前の提出。
クエリを先読みして頂点ごとに関連するクエリ番号をためておき、メインループは辺について繰り返すことにした。メインループの中ですることは辺が結ぶ2頂点が持つクエリ番号列のマージ。色の伝播を担うのが辺だということと、現在の色を決めるのは直近のクエリだということに着目した解法。
解説1にも書かれているように、これは特定の頂点に辺とクエリが集中したときに処理時間をオーバーする。とはいえこの提出のマージ部分は不必要に時間をかけている。2つのクエリ番号列の長さの和に比例した時間ではなく、二分探索を繰り返してもう少し(<コレ)ましな時間にできる。その場合の TLE は(おそらく)4つ(random_challenge のうち2つと random_clique 2つ)>typical90_83_TLE4?.rb27。
この問題の悩みの種は、クエリに応じた色の変化を隣接ノードに「通知する」ことも、逆に隣接ノードに現在の色を「問い合わせる」ことも、制約から許されていないということ。
ここで、親にだけ通知してみるのはどうだろうと考えた。隣接ノードの数は N のオーダーになりかねないとしても、親であれば1つに決めていい。問題は親の決め方で、この問題のグラフは木ではない。
この提出ではノード番号が小さいものを親の側にあるとした。いきなり「親は1つ」ではなくなっているがしかたがない。だからこその TLE×8 なのだ。
所与のノード番号を利用するアイディアはお手軽に過ぎたので、今度はちょっと手間をかけて深さ優先探索で親子関係を決め、閉路が見つかったときに限り余分な親を追加することにした。残る TLE は5つ。
テストケースをダウンロードしたら、TLE になっているのは random_clique と名付けられた全2ケースと random_kill と名付けられた全3ケースの合計5ケースだった。自分の解法に弱点があり、そこを見事に狙い撃ちされたといったところか。定数倍の改善では全然間に合わない。
閉路が見つかったときにどちらをどちらの親にするかは好きに決めていい。親の数を比べて親の数が少ない方に他方を親として追加することにしたら、random_kill と名付けられた3ケースの TLE が解消した。
残るは random_clique が2ケース。random_kill が特定の1、2ノードに辺が集中していたのに対して、この2つのケースはまんべんなく多くの辺が伸びている。クエリに応答する負荷が全体的に底上げされていて逃げ場がない。
クエリの先読みをしたらメインループの前準備で探索のためのスタックがいらなくなった。クエリに関与しない頂点は無視していいし、入力された辺も片方向だけ記憶しておくのでいい。どちらをどちらの親にするかを決める
# P[v].size は親の数。Qn[v] はクエリで参照される回数 if P[a].size*Qn[a] < P[b].size*Qn[b]
という判定はメインループの負荷をよく反映していて気が利いてると思う。すべてクエリ先読みの効果。でもダメ(TLE)です。さっきの TLE×2 からはローカルで 12 秒が 7 秒になったけど、ならジャッジサーバーでは良くて 5 秒だろう。制限は 3 秒。
最終更新: 2021-06-17T19:54+0900
「実装したことはないけどダブリング(要は繰り返し二乗法でしょ?)で効率的に親を辿る?」と書いたのがつい先月のことだけど、とうとうダブリングを実装する機会が訪れた。
この問題がどうして、選ばれた複数の頂点を決まった順番で環状に並べて隣接する頂点ペアの LCA が辺の本数になって割る2が答え、になるのかは解説3を読む。今は LCA にだけ注目する。
LCA の取り扱いは「巨大企業」や「筆塗り」で経験があるけど、線形より効率的な LCA の検索が案外面倒くさい。「最小共通祖先 [いかたこのたこつぼ]」にいくつか手法がリストアップされているけど、自分が知っている手段はセグメント木だけであり、セグメント木は書くのが面倒くさい。
そこでダブリングです。
間違えた(TLE)。
A = [ps=P.dup] (D.max-1).bit_length.times{ # 1世代上はすでに P としてあるので、1回分繰り返しが無駄かも。 A << ps = N1.times.map{|a| ps[ps[a]] } } Ans = lambda{|a,dd| i = 0 while 0<dd a = A[i][a] if 0<dd&1 dd >>= 1 i += 1 end next a }
A 配列に事前に親、親の親(2世代上)、4世代上、8世代上、とメモしておいて、Ans 関数(Ancestors の略ったら略)で「a の dd 世代上は?」という質問に対数時間で答えられるようにした。Ans 関数がこのようなインタフェースになっているのは、LCA を経由した2頂点間の辺の数を求めたい呼び出しもとで「同じ深さにある2頂点 a,b が初めて祖先を共有する深さは?」という問いを立てて、二分探索でその深さを確定させようとしたから。次のように。
Dst = lambda{|(a,b)| da,db = D[a],D[b] dc = (1..[da,db].min).bsearch{|dc| Ans[a,da-dc] != Ans[b,db-dc] } next dc ? da-dc+db-dc+2 : (da-db).abs }
競プロにおいては対数は定数と言われるけれど、かなり大きな定数ではあり、必要がないところで log をくっつけると TLE に苦しめられたりする>「Pairs」。同じ日記に書いてあるけど、「射撃王」や「Handshake」のように余分な log があっても TLE にならないこともある。
A 配列は正しくはこう使う。共有されている yuruhiya さんの解答 を見ても LCA#lca メソッドが同じ感じだったので、大嘘はついてないと思う。(Dst は Distance の略。D は Depth の略)
Dst = lambda{|(a,b)| da,db = D[a],D[b] a = Ans[a,da-db] if db<da b = Ans[b,db-da] if da<db A.reverse_each{|ans| a,b = ans[a],ans[b] if ans[a]!=ans[b] } if a!=b next a==b ? (da-db).abs : da+db-2*D[P[a]] }
実は解説2にはこれを説明する具体的手順が書いてある(あとで詳しく読んだ)。だけどありとあらゆる落とし穴にはまりたがる自分にとって、「こうすればいいんですよ」とか「こうしてはいけませんよ」いうアドバイスは役に立たないんですな。「要は繰り返し二乗法でしょ」というだけの理解で実装してみて、「あれは良かったここはダメだった」と納得するまでは身にならない。仮にアドバイスのおかげで最初からうまくやれたとしても、それは今回だけのことであり、将来必ず自分の性向に導かれて穴にはまる。早いうちに地図を作っておくべきだ。そうすれば多少は、ね。