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脳log[2016-11-06~]



2016年11月06日 (日) 日常的に(たぶんそうだろう)細い道を車で走る人はすごいね。側溝もあるのに大してためらいもせずミラーを立体交差させながら(<つまりミラーの幅を足すと側溝にはまる)すれ違っていったのだから。


2016年11月05日 (土) 2000年から2001年のバイクのカタログが出てきたのでスキャンした(※問題になりそうなのでアップロードはしない)。計4車種で、HONDA SL230HONDA XR250(※XR BAJAと共通)SUZUKI DJEBEL250XCSUZUKI DR-Z400S■SL230(とセローとスーパーシェルパ)は小さいからナシ。DR-Z400Sは400ccで高いからナシ。XR BAJAは二眼が特異すぎてナシ。シートが低くて足つきがいいですよー、フラットトルクで乗りやすいですよーが売りの XR250はどちらも求めていないのでナシ。というわけで DJEBEL250XCが最終候補だったことが思い出される。結局買ったのは 2000年で販売が終了していた SUZUKI DR250R(※DJEBEL250XCとはライト・タンク・Fサスセッティング以外が共通)の最終型なのだけど。名前が出なかったラスト1台 KLX250を当時どう考えていたかは思い出せない。唯一の水冷エンジンで倒立フォークで、現在の WR250R的な位置づけで手が出せないと考えてたのかなあ。


2016年11月04日 (金) [javascript]「hsjoihsさんのツイート: "(そういえばtwitterに上げ忘れてたな) JavaScriptはキリスト教だった……!? #JavaScript #JavaScriptはクソ #三位一体 https://t.co/if1VGJdruz"」■「JavaScriptはクソ」とか書かれてるけど、そのクソを踏まないために === を使ったりするのかもしれないけど、いざ自分で JavaScriptを書くと、=== の使い所がなくて困る。つまり、異なる型の変数を比較する場面というのが想定されていないから、それに対処する理由がない。型が同じなら(※nullは型ナシとする) ===== も同じなのだから、あえて === を使おうという動機がない。予定調和を乱すもの、外部入力は全部文字列だし、あるとしたら JSONくらい? だとしてもおかしな値の混入は水際で食い止めるべきで、比較演算子の出る幕(実際の利用場面)ではない。■あえてクソを探すなら、変数の型指定が(省略できるのではなく)できないことだろう。そこは JavaScript派生言語が補完しているところ。■ネタの方を拾おうにもマジレスしかできない。三位のひとつが "\t" なんだけど、だったら " " がどこからか現れて「俺が神だ」と主張し始めるだろう。


2016年11月01日 (火) 漢検。心境の変化。■TVで漢検1級を受け続ける人がとりあげられたりする(といってもざっと10年20年前の話だと思う)。落ちてるわけじゃなくて習慣にしてる人。そうすると1級っていうのは2級までと違って、生活の中で見聞きすることのない漢字・言葉・音が問題にされてるとわかる。それを漢検のための勉強ととらえて、意味があるのかと興味が持てなかったのがこれまで。■昨日>「【画像】彡(゚)(゚)「漢検一級…?できて当然やろ!」 → : 暇人\(^o^)/速報 - ライブドアブログ」■漢検(準)1級っていうのは常識的・実用的・最低限の共有知識である2級までよりさらに先を学ぶ恰好の材料、義務教育・高等教育以後の国語の授業なんじゃないか。漢検を通して漢字や言葉を学べるのではないか。むしろ2級までより(準)1級が面白そうだ、というわけで思い立ったが吉日何年ぶりかの本屋で買ってきた。『[単行本] オフィス海【カバー率測定問題集 漢検マスター準1級 改訂第2版】 ナツメ社』たった数か月前の印刷なのにカバーがくたびれていて、こだわる人は買ってはいけない状態だったのが残念。ただまあ自分も久しぶりの本屋で興味の赴くままぺたぺたと、いろんな本を手にとって目次やあらすじや巻末を眺めて冷やかしてきたので(もちろん背表紙の頭がしわにならないように慎重に取り出して、カバーがずれてしわにならないようにときに両手で元に戻したわけだけど)、しかたのない代償かもしれないね。ジャンルの違うあっちにもこっちにもそっちにも猫の本があるもんだから、ついついどれも手に取ってしまうのは避けられにゃいことにゃにょです。昨日見たここのコメントの数々が的確に猫のことを捉えていて、つまり自分の理解と一致していて思わず嬉しくなる>「猫って反省するの? : 2chコピペ保存道場」。しません。次は見つからないようにやるだけです。自分の欲に忠実で、獣の本能には逆らえないけど、でも爪とぎに関しては、別に用意したうえで叱ってやれば二回目からは畳で研いだりしなくなる(※うちの猫の場合。見てる限りにおいては?)。理解するし空気も読むんだよね、そのうえでどうするかの裁量を決して手放さないだけで(そこが愛しい)。■猫ではない漢検だ。読みはちょちょいのちょいで、書きと同音異字の選択だけが問題だと軽く考えてたんだけど、読みからして半分もわからん(←半分近くはわかるという精一杯の見栄)。過去問がここ(「問題例 | 漢検の概要 | 日本漢字能力検定」)に公開されてるんだからそれぐらいわかっててもよさそうなもんだが、ともかく、すっげえ楽しい! わかんねえ! だからこそ問題集でなく解説付きの本を買ってきたわけです。


2016年10月31日 (月) マイクロソフト製のインターネットブラウザのダメなところ。ページ読み込みの最中にカチカチという音とともに断続的にアドレスバーその他にフォーカスが移り、キーボード入力が何度も何度もあらぬところへ飛んでいくのが(Vistaだから)インターネットエクスプローラーの9。ページ読み込みの最中にスクロールバーやリンク文字列が見えているのに、スクロールもクリックも受け付けないのが(Win10だから)マイクロソフトエッジ。これをファイアフォックスにかえるだけでネットワーク速度が何倍にもなったように操作のテンポも快適度も上がるのだから、マイクロソフト製のインターネットブラウザは出来が悪い。■そしてページ内容を目の前で下に押しやって操作を妨害する広告やサイズ指定のない画像はうんこ。AdBlockとか使いませんよ。そっ閉じ。


2016年10月29日 (土) Bloodborne. ゴースの遺子をやっと倒した>Bloodborne® The Old Hunters Edition_20161029194914(QUAL-30%).mp420160928で倒せないと書いてからレベルを20ほど上げたら、後半戦もなんとか形になるようになった。体力は30のままで筋力と技術を50まで上げた。HPを上げるのが勝利・生存への近道だとしても、どうしてもそれはグランツーリスモでハイグリップタイヤをはいてハンドル操作だけでオンザレールみたいなずるさを感じてしまうので、意地で上げない。でもレベルと同じ数だけ防御力が上がるので、首の皮一枚で生き残れることが増えた。レベル126。HP上げなくてもレベルがね……。与ダメは一撃613。後半戦は発火ヤスリを使って604ダメージで、無しでは613から低下して594ダメージ。遺子が無防備に雷をよんでる間は302ダメージだからちょうど半分。このゲーム、ダメージ計算にランダム要素がない。■■■@2016-11-01 メルゴーの乳母を倒し、ローレンスを倒し、ゲールマンを倒し、月の魔物を倒してエンディング。二周目へ。二周目は日本語ボイスでやる。はなざーさんが癒し(※画面(=キャラ(=アデライン))を見なければ)。それ以外はたぶんイギリス英語ボイスが良すぎるので負けると思う。お人形さんに何回でも話しかけてスキップせずに聞いてたもんね(そのあいだなんとなしにカメラを動かすわけだけど、スカートの中まで完璧なのです)。ドロワーズっていえば魅惑の響きだけど、ズロースも発音が違うだけで同じスペルだってね(今知った)。トロッコとトラック、トリンプとトライアンフみたいな。カタカナ表記に固有の使い分けがドロワーズとズロースにもあるのかな。ズロースはなんかババくさくない? よく知らないけど、だからそう(年輩の人が着用するように)思う。■■■@2016-11-05 日本語ボイス。まだガスコイン神父を倒したばかりの序盤で、ここまででは赤いブローチとリボンの女の子が一番顕著だったんだけど、こちらの精神まで同調して不安定になりそうなイントネーションがすごい。でもやっぱり日本語の演技はくさくて好きじゃないかな。たぶん自分の現実とつなげて比較してしまうせいであって、劇空間に没入できればいいのかもしれないけど。特異なイントネーションはその助けになる。■味方として召喚したガスコイン神父の死体蹴りが激しい。とうにダークサイドに堕ちていたのだね……というキャラ付けが見事。


2016年10月25日 (火) [WR250R] 2014年2月5日から2016年4月26日に製造された計3069台。「【リコール】ヤマハ WR250R など、シール不具合でオイル漏れのおそれ | レスポンス(Response.jp)」■オイル交換(来年1月)のついででどうでしょう。■■■@2016-11-04 封筒が届いた。作業時間80分だって。何する気さ。


2016年10月20日 (木)

最終更新: 2016-11-21T21:59+0900

[javascript] マピオンからグーグルマップへ(ブックマークレット)

try {
	var {y:lat, x:lng} = Map.getCenterLatLng(),
	    mag = Map.getZoomLevel();
	open(`https://www.google.co.jp/maps/@${lat},${lng},${mag}z`);
} catch(e) {}
javascript:try{var{y:lat,x:lng}=Map.getCenterLatLng(),mag=Map.getZoomLevel();open(`https://www.google.co.jp/maps/@${lat},${lng},${mag}z`);}catch(e){}
  • 最近目にした新機能(分割代入とテンプレート文字列)を無駄に使ってみた(ただの便利機能は無駄です)。
  • 以前に感じた通り、分割代入の構文は左辺の key と value が入れ違ってるとしか思えなくて(※)、案の定書き間違えたのだった。

    ※ keyは識別子(または文字列)で valueは expressionなのだから、keyで新しい名前を導入し、valueを特別な文脈で評価することで右辺のプロパティが参照できると考える(でも間違い)。これは JavaScriptの「平板」化ですよ>20091206p02.04。言語設計者は神だけど、現実世界の神がアドホックな物理法則を定めていたら、こちらは気が狂います。

  • マピオンは履歴エントリの随時書き換えをしないので location.href から表示してる最新の座標を取得できない。便利ツール>地図URL のコードを参考にした。

 いきさつ

マピオンはリンクをたどって特定の番地を表示できるのでメインで使用してる。検索ベースだと存在しない番地に対してテキトーな場所を表示されてもわからない一方、リンクをたどる方式ではそれを承知したうえで近くの番地から推測することができる。

とはいえ航空写真やストリートビューで実地の景色も確認したいので、マピオンからグーグルマップへ飛ぶ。


2016年10月18日 (火) 「☑次回から表示しない」のデフォルト値を考える。考えよ>Reader Store■(仮定)チェックを入れて送信するとどうなるか。もう表示されない。望み通り。デフォルト値の違いはチェックする1度の手間がかかるか否か。(仮定)チェックなしで送信するとどうなるか。チェックボックスが次も表示される。望み通り。違いはデフォルト値の影響の持続性で、2回目、3回目とチェックを外して送信しつづける限りチェックボックスは提示されつづけデフォルト値がそこに埋められる(※初回フラグ(っていうか null-chekced-unchecked の3値)を管理する手間をかけないならば)。■俺はたまに利用するオンラインビューアの直感的でない不可視の習熟を要する操作方法を毎回説明してほしいんだけど、そのためには忘れずに毎回チェックを外さなければいけない。フラグを管理しないときの適切なデフォルト値とは。■アマゾンが定期便申し込みをデフォルトの選択にしておくのは欲が先走った行動として理解できるけども、それとは違うだろうに。結局選択肢を提示してるけど単一の選択しか想定してないんですよ。■余談。最新の Chromeを使用してくださいっていうメッセージが字幕のように表示されるんだけど(※消せる)、これは(UA文字列を擬装した) Operaですから。問題なく閲覧できてますから。目的を明確にして本質に基づいた判断をしてほしい。申告値である UA文字列に基づいて Operaを排除することが目的なのか(※擬装しないと Operaで利用できないのです)。中途半端に使えてしまうとユーザー・運営ともども落とし穴にはまる可能性があるのかもと格好だけの理解を示したりしないではないですが、やっぱり(事前)規制ではなく(事後でも)カバーしてほしいよなあ。■■■@2016-12-13 チェックボックスがなくなってた。よきかな。<蛇足と思いつつ書くけど疑問文ではないから。


2016年10月13日 (木) 自転車大国オランダが発明した車道を走る自転車をドアで打ちつけるのを予防する目からうろこな方法「Doutch Reach」とは? - GIGAZINE」■つい2、3日前に、レバーの取り付け位置でこういう風に自然に誘導できないものか考えて、乗り手に多少の不便が生じるから規則を作って強制しないと無理だろうな、規則に縛られてそうするしかないっていうのは何か嫌だな、というところまで考えたのだった。この動画のような自分でできる工夫というのが絶妙な落し所かな。■自転車に乗ってるときは、運転席のドアは必ず開く、ハンドルバーとドアに挟まれて指が落ちる、と常に想定して、ドア幅分の距離をとるか徐行するかしてるし、ドアリングの紹介動画みたいに車と車の間を走るなんてことは考えられない。■ドアリングでもなんでも、名称を付けて指示できるようになると周知や警戒がしやすくなっていいね。……というのをデザインパターンの効用として知りました。


2016年10月12日 (水)

最終更新: 2016-10-26T21:06+0900

[WR250R] USB電源2口とボルトメーターを付けた。

デイトナ(Daytona) バイク専用電源2.1A USB(5V / 2.1A)2ポート 93040 デイトナ(Daytona) バイク専用電源2.1A USB(5V / 2.1A)2ポート 93040

デイトナ(Daytona)
¥ 2,103

デイトナ(Daytona) AQUAPROVA(アクアプローバ)コンパクト ボルトメーター92386 デイトナ(Daytona) AQUAPROVA(アクアプローバ)コンパクト ボルトメーター92386

デイトナ(Daytona)
¥ 2,960

 必要な配線

USBポートの配線はバッテリー接続用のプラスとマイナスの2本(丸形端子)のみ。ボルトメーターの配線は3本あって、測定対象に並列に接続するためのプラスとマイナスの2本(クワ型端子)と、メーター電源用の1本(ただの細線)。メーター電源のマイナスは測定用と兼用ってことなの?

 電源の取り方

いわゆるバッ直(たぶんバッテリー直結の略)だとボルトメーターがつきっぱなしになるし、USBポートも電圧を 12Vから 5Vに変換しつづける(らしい)ので、多少面倒でもアクセサリ電源を確保する。

アースとかボディアースとか言われてもわからないのでマイナス線はすべてバッテリーのマイナスにつなぐ。電圧測定用の線もバッテリーにつなぐ。なので一番紹介例が多くて手軽なヒューズ電源は使わないで、端子をすべてバッテリー周辺に集めアクセサリ電源もそこで探す。ハンドル周りで完結するなら、ホーンと予備冷却水の上にあるヒューズボックスからアクセサリ電源を取るのは魅力的だけど。

ヒューズ。FUSEならフューズって書きたい。バック・トゥ・ザ・ヒューチャー?

ボルトメーターにはカニとかエレクトロタップとか呼ばれるらしい、既存の配線を分岐させるコネクタが付いてきているので、たとえば 20150724p01 ですでにぶった切ってねじって繋いでテープでぐるぐる巻きにしたナンバー灯の配線(※茶色+黒色の線と青色+黒色の線が黄色のコネクタで接続しているのが目印。もちろん WR250Rの話)なら傷つけるのに躊躇がないし、万一切れてもナンバー灯なら全然気にならないので(※ナンバー灯だけで済むのかはわからない。同じ 7.5Aのヒューズを共有するすべてが死ぬなんてことがあるのかもしれないけど、無知ゆえに対処法どころか何をおそれたらいいのかもわからない)、考えるのは USBの電源。説明書を見てもバッ直しか想定してない。

安易なのはカニさんを2つ並べること。でもアクセサリ電源は電圧が安定しなくてスマホに悪影響を与えることがあるというし(USBメモリみたいに単純なものだって仮に電源がオンオフを繰り返したら中身が消えそう)、使いすぎると割り込んだ配線のヒューズ容量を超える心配が出てくるという。たとえば2口USBは 2.1Aまで対応したタイプ(※1Aタイプもある。500mA×2 でこれが普通)だし、5Aのヒューズが配線に組み込まれている。(参考) ボルトメーターは最大 50mAを消費し、ヒューズはなし。

ここで、なぜか第3の機器を接続することを考えてしまう。なぜだろう(そこ、YAGNIって言わない)。カニを3つ並べるのはスペースが厳しいし、カニさんの評判ってあまり良くないし(※実際ダメでした。被覆を自分で剝いてやっと通電した。バイクは振動するっていうのに断続的にオンオフしそうで信用ならない)、今回は大丈夫だったけど次はヒューズの容量をオーバーするかもしれないし、これは肥大化し複雑化し破綻する良くない設計なんではないか。

カニは既存配線からアクセサリ電源を取るために1か所だけ使い、それはリレーの入力とする(※電源としてではなく信号としてコイルに流れる方の入力)。増設機器(USBポート, ボルトメーター, その他)はリレーを介してバッテリーから電源を取る。

 他に用意した物

 最終的な接続関係

お絵かきが難しかったので文字で。エーモン コンパクトリレーを中心に考える。アマゾンの一番人気は「エーモン リレー 4極 DC12V車専用 20A 1245」だけどこれにしなかったのは、単純にサイズが大きいのと、20Aという許容値が不必要に大きいのと、コイルの消費電流が 150mAとコンパクトリレーの3倍大きいのを嫌ったから。値段はコンパクトリレーの方が倍近く高かったんだけど、今日になってアマゾンがわずか 100円高で売ってる。500円損した悔しい。時間を買ったと思って慰めにする。

リレーの青線(プラス)・黒線(マイナス)はコイル(46mAを消費)に繋がっており、増設機器の電源電流となる黄線↔赤線、白線↔赤線の流れを切り替えるきっかけを作る。黒線はバッテリーのマイナスへ。青線は圧着接続端子で 0.5Aのヒューズとつなぎ(※コンパクトリレーの台紙指示通り)、ヒューズのもう一方の線をカニでナンバー灯の茶色線へ。ナンバー灯はバイクのメインスイッチに連動して点灯するので、メインスイッチに連動してリレーが作動することになる。

メインスイッチがオンになりコイルに電流が流れたときにつながるのがリレーの黄線↔赤線のライン。メインスイッチがオフのときに赤線とつながる白線は使わないので絶縁処理する。

絶縁するって簡単に言うけど、実際にどうしますか? ビニールテープ? ダクトテープ? アルミテープは名前からしてだめだよね。ビニールテープやダクトテープはねばねばするのが嫌だったんだけど(だから「のり残りが少ないタイプ」という商品がある)、今回初めて知ったのが自己融着テープと呼ばれるもの。粘着材が使われておらずテープとテープ自身がくっつく。ブチル系とシリコン系があり、どちらも防水と絶縁に使える。シリコン系の方が耐熱温度が高いが値段も高い。比較的安いのがブチル系の中でも剥離紙で分離されていないもので、使わないうちに巻かれた状態でくっついてしまったりするらしい。

閑話休題。リレーと電装品とバッテリーの三者の配置にはプラスコントロールとマイナスコントロールと呼ばれる2種類があり、電装品のプラス側(とバッテリーのプラスの間)にリレーを配置するのがプラスコントロールで、電装品のマイナス側(とバッテリーのマイナスの間)にリレーを配置するのがマイナスコントロール。深い考えはなくプラスコントロールにした。なので、リレーの状態にかかわらず常に接続が保たれている赤線をバッテリーのプラスにつなぐ。リレーのコイルに電流が流れたときにつながる黄線を増設機器のプラスにつなぐ。とはいえ白線を使わないのだったら赤黄が逆でも結果は同じだったかも。

黄線の接続には、拡張性(※抜き差しができるし、Y字に分岐させるのも容易)を考慮してギボシ端子を使った。具体的には、黄線を二股のメス端子(※バッテリーのプラスから来ているのでメスにするのが良いらしい。メス端子は金属部分が完全にゴムカバーの中なのでうっかりショートさせにくいからとか)に加工し、USBポートのプラス線(ヒューズ付き)の丸形端子を切り落としてギボシのオスに加工し、ボルトメーターの白線の先をギボシのオスに加工した。そしてこの3つをひとつにつなぐ。

残りはテキトーにバッテリーのマイナスへ。アースとかボディアースとか言われてもわからないのでマイナスは全部バッテリーのマイナスへ。なんでも、バッテリーのマイナスワイヤーリード線(※サービスマニュアルでの名称)はどこかで車体とつながっており、車体自体が回路の一部を成しバッテリーのマイナスと同一視できるとかなんとか。作業をするときバッテリーのマイナスを一番に外し、接続するのは一番最後というのはつまり、バッテリーと車体の接続をできるだけ切っておきたいということであり、車体がマイナスのままで作業してはいつどこで短絡した回路が成立するか知れたものではないというのが理由らしい。

 実際の手順とテスト

パーツ同士の接続を予め部屋でやった。そうするとバッテリーにつなぐマイナス端子が3つとバッテリーにつなぐプラス端子が2つとカニでアクセサリー電源につなぐ予定のプラス線が 1つ宙ぶらりんに余る。

バイクから下ろしたバッテリーに5つの端子をつなぎ、最後に残ったプラス線をバッテリーのプラスに接触させたときにボルトメーターの表示や USBポートに電気が来てるかどうかを見ることで接続ミスの有無がわかる。ちなみに表示は 13.0Vでした。

バイクにバッテリーとパーツ類を固定するとアクセサリー電源のテストができる。ナンバー灯の黄色コネクタを外し、カニでつなぐ予定のプラス線(リレーの青色線のこと)を黄色コネクタ内の茶色線と接触させた状態でキーをオンオフすればいい。連動していればカニで茶線と青線を接続する。その後もう一度確認するのがいいかもね。カニさんはあまり信用できないらしく、自分でコードの被覆を剝かないといけない場合がままあるらしいので。

 インストール

ヒューズやリレーやけっこうかさばるギボシ端子はバッテリーを留めるゴムバンドでバッテリーと一緒に挟んでしまった。

バッテリーからハンドルまでのルート。車体右側にはラジエターがあるのでハンドルから左に線を下ろしてタンク下を通りシート下左側からバッテリーへ。ちょっとだけ余った線はシート下の空間(サージタンク(樽型のやつ)とか吸気ダクトのあたり)で遊ばせた。

ボルトメーターの中間コネクタはメーターに近い位置にあるのでヘッドライト周りの空間に配置した。タンク下の空間までは届かないし、その手前はハンドルを左に切ったときにフォークに潰されかねない。

USBポートの中間コネクタはバッテリーに近い位置にあるのでシート下の左側、フレームパイプの内側に無理矢理詰め込んだ。そしてもうひとつ、一番の難物が「接続機器を判断し、最適な充電方法を算出する高性能ICを採用。バッテリーに優しい省電力仕様。」と説明される物体。55円ほどで買えるコンビニ羊羹よりちょっと厚いくらいの大きさがあって、配線のためのフレームの穴を通らないのでタンク下に潜り込めない。冷却水のタンクとフレームの隙間に挟み込んだ。外から見えてるけど IPx7 相当の防水だからだいじょーぶ……というのは勘違いで、IPx7 なのはボルトメーターの方だった。

 次々出てくる心配なこと

  • バッテリ表面にゴムバンドで固定したコネクタ類に防水性がない
  • 増設機器全体のヒューズ(リレーの赤線とバッテリーのプラスの間)が存在しない
  • ボルトメーターがヒューズなしでバッテリーに接続してる
  • コイルの逆起電力がトランジスタを破壊するとか、それを防ぐためにコイルと平行に(青線と黒線の間に)、できるだけリレーに近い位置でダイオードで一方通行の短絡路を用意しておくとかいう話と、LEDライセンスライト(※青線が割り込んだ茶色線の目的地)との関係
  • タンク下が広かったのでテキトーに線を配置したけど、タンクの下部にはアルミの断熱材が貼ってあったし、タンクの下にはカムがあってバルブがあってプラグがあって、次はもう燃焼室だ。ボルトメーターの細い線(※扱いにくいので知らないなりになんとなく三つ編みっぽく編みました)が溶けて短絡したらバッテリーとの間にヒューズがないけど、その場合どうなる?
  • バイクの正面に立つとヘッドライトの点灯直後から顔に熱をかんじるぐらいなんだけど、ボルトメーターのディスプレイ右から出てヘッドライト下を回って左へ向かう配線が、運悪く接触して溶けてしまうようなむきだしの熱源がある?
  • メインキーをオンにすると高周波音というのか、聴力検査のような音が常に発生するようになった。ハンドルの近く。ボルトメーター? USBの IC? 耳を近づけてもよくわからない。

とりあえずヒューズを2つ追加しようかな。

 翌日

こういうことを心配するらしい(というのを事後に知る)>車両火災の模擬実験 ~ヒューズ無しのバッ直で、ショートしたらこうなる~ - YouTube

ヒューズは下限を狙い、電源の近くに配置し、配線は太いほど良さそう。

バッテリの表面で発火したら(希)硫酸が怖い。USB電源にはヒューズが付随していたし、ボルトメーターが点灯しなくなっていたら考える前にメインスイッチを切ることを心に留めておいて、早々にコンパクトリレーの赤線にヒューズを追加する。

ヒューズって容量が足りてるなら規定よりアンペア数の小さいもので代用してもいいのかな。バイクのヒューズがミニ平型だから流用できるように形を揃えようと思ってる。


USB電源付属の 5Aのヒューズがリレーとの間にあるんだけど、これをリレーの上流(リレーとバッテリーのプラスの間)に移設することにする。した@14日。

あとの心残りは、ボルトメーターの電圧測定用の端子がバッテリーのプラスとマイナスに直につながってるんだよね。その細い2本の線がアクセサリ電源の線を加えて三つ編み状態でタンク下を通りメーターへ来てる。電源線ではないから、メーターは高々 50mAしか消費しないからと細い線で足りるつもりでいても、被覆がむけて短絡したら関係ないよねえ。ハンドル脇なんてぐりぐり曲げ伸ばしされるというのに。せめて保護チューブを巻くべきか。

 つれづれ

中学理科までの知識(オームの法則と直列回路と並列回路とフレミングの左手の法則がほぼすべて)で始めました。リレーとかギボシとか初めて聞いたし、ヒューズなんて切れたらそれまでのアンタッチャブルな存在でした。

リレーの作動原理は電磁石とバネだってね。そりゃあカッチカッチ音もするし壊れもするだろうけど、なんの不思議要素もなくて安心する。

回路(サーキット)の第一の意味って、一周回って元の位置に戻ってくることだと理科の時間に教えてほしかった。でも閉路に対する広辞苑の説明が「閉じた回路」だったのに困惑してる。スイッチで一時的に切れた回路は閉路じゃないってことですか。

ブレーカーって再利用可能なヒューズなんだろうか。バチンと落ちる原動力は何? ブレーカーを上げたときの力を保存してて、あとはきっかけ? break(開)の対義語は make(閉)だってさ。

 @2016-10-20 メーターが消えない。

メインスイッチをオフにしてもボルトメーターが消えない。USBも通電してる。リレーが作動する音は聞こえるし、それに合わせてボルトメーターが一瞬消えもする。でもすぐにつく。オフなのにつく。どうしたことか。

たぶんリレーの使用していない白線が原因。テキトーに丸めてリレー本体につっこんだんだよね。絶縁? なにそれ? その結果どうなったか。リレーの作動状況により赤線→白線または赤線→黄線に電流が流れるのだけど、白線と黄線が短絡したせいで赤線→白線(→黄線)のラインができあがってしまったのではないか。これで黄線が常時通電状態。

サイドカバーを外して配線を触ったら無事ボルトメーターが消えた。こんどはちゃんと絶縁したですよ。いい加減なことをすると必ずたたられるのですね。


2016年10月06日 (木) 揚げ足取り。「アナグラムを素数の積で求めると簡単(ではないけど)判定できるよって話 - Line 1: Error: Invalid Blog('by Esehara' )inject の引数が :* でなく :+ になってるので、素因数の積ではなく素因数の和を求めてしまってる。素因数の和に一意性はないので、たとえば 3(b)+13(f) と 5(c)+11(e) が共に 16 になるので、次の判定をミスる>p prime_calc('Esehara bf Shigeo', string_shuffle('Esehara ce Shigeo'))■コメントとして # true but not an anagram. って書こうとしたんだけど……アナナグラム?(かわいい)■■■@2016-10-25 どうせ splitを使うなら使い倒してやろうってね。"1X2X3X4X5X6".split(/(.)./).join(""); #=> "123456"


2016年10月05日 (水) 揚げ足取り。「しかもこの楽天戦での投球数39球を8億円で割ると、1球当たりにつき何と約2050万円という計算になる。この数字を見れば、いくら財政に余裕のあるホークスでもさすがに噴飯ものだろう。」まだ飯を噴いておかしがっていられるのだったら、やっぱり余裕なんだろう。