最終更新: 2013-07-14T00:41+0900
静的変数の初期化とマルチスレッド安全性。C++11より前と VCに関してはお寒い状況らしいが、そもそものコードが素朴なものだった。
もともとマルチスレッド対応ではないので静的変数で実装するのは大差ないとして(マルチスレッド対応コードを自分自身で書く機会を放棄することにはなる?)、唯一性の保証を TSingleton利用者に期待するというなら TSingletonはただグローバルアクセサを定義する手段になってしまう。この assertで従来通りの保証ができるかなと思ったんだけど
TSingleton(){ assert(this == static_cast<TSingleton<T>*>(T::getInstance())); }
static変数の初期化にロックがかかってたらこれはデッドロックを引き起こすんでない?ロックせず素通りしてしまうと未初期化オブジェクトを使用してしまうおそれがあるよね? C++11に対応した gccはどうやってるんだろ。
パッチの目的はデストラクタが呼ばれるようになることにあるらしいが、一方で、任意のタイミングでオブジェクトを破棄することはできなくなる。それはシングルトンオブジェクトにはそぐわない扱いかもしれないけど。
本当に stackoverflowのコードを利用するなら継承をやめたらいい。そうすれば TSingletonの利用者などというものは存在せずシングルトンクラスの実装者しかいなくなる。実装を提供するだけならマクロでもできるし、あえて継承にする理由は一元的にインスタンス作成を補足することではないかと。偽りの名前を与えられた中途半端な実装を別ファイルに隔離するのはどうかと思う。
3回ぐらいコメントの下書きをしてるけどぐるぐるしてまとまらなくてこの日記になる。
インスタンス変数を関数内staticではなくクラス内staticにするとアドレスを取得するのに getInstanceを呼ぶ必要がなくなって、getInstanceとコンストラクタ呼び出しがネストしなくなってロックの可能性(そんなものが実在するかは gccがないので知らない)が消える、と思ったんだけど、すべてのシングルトンオブジェクトの初期化がプログラム起動時に走ってしまいそうだ。これを避けるとインスタンスをポインタで保持することになって、これは現在のコードだ。インスタンスを関数内staticで保持したまま、getInstanceでそのアドレスだけをクラス内static変数にコピーする、とかいうのはトリッキーなわりに利がなくて目的を見失ってる感。
クラスで実装するシングルトンってなんのためにあるんだろうね。アプリケーションクラスだけがシングルトンでそれ以外はそのメンバでいいやん。Javaとか C#の Main関数みたいな居心地の悪さがあるかしらんけどさ。
同じスレッドであれば同じCRITICAL_SECTIONを引数にして何度でも EnterCriticalSectionできるらしい(同じ回数の LeaveCriticalSectionが必要)。
各スレッドはクリティカルセクションの所有権を取得した後は、自らの実行をブロックすることなく、EnterCriticalSection または TryEnterCriticalSection 関数を追加で呼び出すことができます。この結果、スレッドが既に自ら所有しているクリティカルセクションを待機しようとしてデッドロックに陥ることを防止できます。
というわけで、コンパイラが静的変数の初期化を実際どう実装するかは知らんけど、あまり気にせず上の方に書いた assertを使っていいんじゃないかな。
イベントを使ったのはこのとき(20130416)が初めてで、クリティカルセクションはまだ使ったことがないのでした。たぶんその存在はペゾルドさんの本で読んだんだろうなあ。9年前。
最終更新: 2013-06-11T17:42+0900
https://sourceforge.net/p/sakura-editor/patchunicode/482/
これは期待せざるをえない。でもこれは、何がいけなかったんだろう。
trunk2>svn revert -R . trunk2>svn up -r 2954 (サクラエディタで trunk2_directwrite.patchを、改行をCRLFに統一して、保存し直し) trunk2>patch -p0 < trunk2_directwrite.patch (VS2008EEで sakura/sakura.slnを開く。Release_Unicodeでリビルド)
1.起動してファイルを開いた直後。[EOF]マークが残ってる。日本語文字に半角サイズしか割り当てられてないのはウチの環境のせい(Consolas+Meiryoで GDIが全角文字を半角で描画するせいで全角半角判定(GDI依存)と DirectWriteによる描画が食い違ってる)。
自分でもやってるけど目に見えて遅くなるから@2013-05-26常用はしてない。関連(古い順)>20110423、20120201(参考画像豊富)、20120205、20120707、20121018。DirectWriteをハンコにして得られるメリットは縦方向のアンチエイリアスがかけられることかなあ。GDI+ClearTypeでも横方向のサブピクセルレンダリングはやってるから、フォントと OS次第ではそれ以外に差が出ない。サクラエディタではサブピクセル単位での字間調整に意味がないという個別の事情もあるし。
フォントは相変わらず Consolas+Meiryoなんだけど、日本語にきちんと全角幅が割り当てられてるのが不思議。
曲線を観察するに縦方向のアンチエイリアスがかかってない気がする。それでは Consolas+Meiryo+ClearTypeに比して DirectWriteのアドバンテージがない。
早々に気にすることではないかも知れませんが、この二つの適切な呼び分けは難しくないですか?
HRESULT DWriteContext::SetLOGFONT(const LOGFONTW &logFont, float fontSize); void DWriteContext::SetFont (const LOGFONTW &logFont);
ひょっとして上の2つと下の1つは副作用を伴う一連の不可分な処理を3分割したもので、入れ替えたり飛ばしたりできないものだったりするのでしょうか?
void DWriteContext::SetFont(HFONT hFont, bool bold, bool underline)
それから、DWriteContext::SetFont(HFONT hFont, bool bold, bool underline) の hFontにも太字・下線情報が含まれますが、CEditView_Paint.cppでこのように
HFONT hFont = GetFontset().ChooseFontHandle(false, false); DWriteContext_SetFont(s_dwc, hFont, info.m_bFatFont, info.m_bUnderLine);
あえて無視する(無視させる)理由についても、想像がつかないもので、知っておきたいと思うのですが、教えてもらえますか?
デジャヴを感じるコメントの流れだ。
>DirectWriteで描画したい · Issue #262 · vim-jp/issues · GitHub
そんで、すぐ上の疑問に関して。たぶん novice123さんはここまで読んでいない(手が回っていない)。
koron commented 4 months ago
最新版ではGetObject()を使ってHFONTからLOGFONTを取得することで、必要なときに DWriteContext_SetFont() するように変更しました。合わせて太字と斜体の有無は、DrawTextの引数ではなくフォントの情報を利用するように変更しました。
しっかし、個別問題に対処するパッチがいくつか見られるだけでさっぱりコードの全貌が追いかけられん。リンク切れも多すぎる。
ピクセルジオメトリはダイアログで設定するものでも、できるものでもないと思う。マルチモニタ。デバッグモード?
あんまり PPDとか理解してないけど結果オーライ(※自分の環境限定)で、こんな感じでやってた。(static_cast<int>(f)って int(f)って書けるんかなあ)
STDMETHODIMP DWGdiTextRenderer::DrawUnderline( __maybenull void* clientDrawingContext, FLOAT baselineOriginX, FLOAT baselineOriginY, __in DWRITE_UNDERLINE const* underline, IUnknown* clientDrawingEffect ) { HDC hdcRT = pRenderTarget_->GetMemoryDC(); FLOAT ppd = pRenderTarget_->GetPixelsPerDip(); RECT rcUnderline = {static_cast<int>(baselineOriginX*ppd), static_cast<int>((baselineOriginY+underline->offset)*ppd), static_cast<int>((baselineOriginX+underline->width)*ppd)+1, static_cast<int>((baselineOriginY+underline->offset+underline->thickness)*ppd)+1}; HBRUSH hBrush = CreateSolidBrush(GetTextColor(hdcRT)); FillRect(hdcRT, &rcUnderline, hBrush); DeleteObject(hBrush); return S_OK; }
なんでペンでなくブラシなんでしょうねえ。思い出せないからもう一度考えてみると、ペンの場合、線の太さが、始点と終点で示される線分に対してどう影響するのかが不明だったからだろう。線がどのように太るのかが。例えば幅2ピクセルの水平線を引く場合、線の始点・終点の Y座標に大小どちらを指定すべきだろう? その点 RECTで領域を指定して塗りつぶせるブラシは結果がピクセル単位で予想できる。
COMのところの2、3項目しか読んでなかったけど、常識レベルの基礎が身につく良いシリーズだったのだね。DirectWriteの APIドキュメントを読んでると出てくる DIPについても書いてあった。
DirectWriteのサンプルプログラムがそうで、自分のも同じように AddRefがなかったことに、コメントした後で気付いたんだけど、
ds14050 2013-05-01
QueryInterfaceが正常に返る前に AddRefしておかなくていいのでしょうか?
この疑問に対して同シリーズのこれは無関係ではないのではないか。
hr = pFileOpen->QueryInterface(IID_IFileDialogCustomize, reinterpret_cast<void**>(&pCustom)); if (SUCCEEDED(hr)) { // インターフェイスを使用する (省略) // ... pCustom->Release(); } else { // エラーを処理する }通常どおり、戻り値 HRESULT をチェックしてメソッドの失敗に備えます。メソッドが成功した場合、ポインターを使用し終えた時点で Release を呼び出す必要があります。詳細については、「オブジェクトの有効期間を管理する」を参照してください。
あと、キャストせずに thisを代入して返してるけど、どういうキャストの場合に thisが変化するか熟知してない自分には不安なコード。
「QueryInterface キャスト」で検索した。そうそう、こういう懸念、
既に示したQueryInterfaceの問題点は、どのようなインターフェースが渡されてもオブジェクトのアドレスをそのまま返した点です。 このとき、適切なインターフェースでオブジェクトをキャストしていれば、 インターフェースのvptrは適切なvtblを識別するようになります。
サクラエディタで実装する、IDWriteTextRendererを継承した GdiTextRendererに真っ当な QueryInterfaceや、InterlockedIncrement/InterlockedDecrementを使った AddRef/Releaseが必要かといえばいらないんだろうけど(だから動いてる)、ざる実装でも構いはしないんだけど、一見それっぽいのはミスリーディングでよろしくない(問題があるとして、ね)。
寝る前の3時間でやっつけた!(つもりになってるだけで返り討ち……とか)。
どういう思考をたどったのか、地震(※震源は前住んでたとこだ)に揺れる風呂場で気がついた。まだバージョン管理されていない新ファイル3つがパッチに含まれていなかった。サイズが半分になってるのは小さすぎると思ったんだ。以前指摘されたのと同じミス。
https://sourceforge.net/p/sakura-editor/patchunicode/482/?limit=20#c9f7
無意味な(そう見える@2013-05-27)関数分割(20130501p01.02.01)によって
という問題に対処した点は汲んでもらえなかったようだ。Cインターフェイスという名の、DWriteContextの opaqueポインタ読み方(ハンドル)を操作する限られた関数群をとっぱらって、DWriteContextクラス自体をモジュールの外へエクスポートしたことで事態はさらに悪化した。
クラスっていうのは内にも外にも過度の依存性/コンテクスト/癒着をもたらすのだなあ。どれだけ良い点、Cからの改善点を並べようと一部のクソのために C++を忌避するという選択は理解できる。
あ、エクスポートにあたって private化はされてました。トラップは対外的には隠されていたし、呼び出し階層が明確になっていた。でも DirectWrite/DirectX系の定数をモジュールの外から隠せてない。レンダリングパラメータを int, floatと変換関数のセットで再定義してる意味がない。
チケットが pendingされてしまいました。遅いのは vim-jpが DirectWriteをオプション扱いにする理由として挙げていてわかっていたことだし、描画方法と描画先を両方とも GDIから Direct2Dに完全移行できれば改善が期待できるし、遅くても試したい人はいっぱいいたと思うのになあ。
互換インターフェイスを C++で定義するならヘッダに書く内容は DWriteContextそのままではなくこんなんになると思う。
class DirectWrite { public: static DirectWrite* Init(); DrawText(); SetFont(); SetRenderingParam(); ... //< Initと対になる後片付け関数。 private: DirectWrite(); // 呼ばせない。代わりに Init(). //< たぶんコピーコンストラクタも禁止しないといけない。 //< ポインタメンバがあるので代入演算子も禁止しないといけない。 struct DataMember; DataMember* m; };
ポリモーフィズムが必要なわけでないしファクトリメソッドの代わりにコンストラクタでもいいのかも。それでもこっそりメンバの追加はできるだろうし。
Sakura Editor / PatchUnicode / #588 文字列を一度にExtTextOutで描画する
ただ口を開けて待ってたわけではなかったんだよ(いいわけ)。「ところで、DispTextって文字の数だけ呼ばれるんだけど、こんなんを仮想関数にしても良いものだろうか。9か月前の自分はできるだけ長い GLYPH_RUNを対象にすることで回数を減らそうとしてたみたいだけど(20120201)」と書いていた自分はというと、CEditView_Paint.cppの似たような所をいじるまではやっていて、そこから、どいつにどうやって一挙に文字を書き出させるのが(どこでどこまで決めるのが)いいんだろう?というところで停止していた。
@2013-05-26 もしかしたら違う理由かも。過去の日記を読む限りでは、べらぼうに遅い→まあまあ遅い→まともな速度、と2段の変化があったようで、2段階で改善したことは記憶してなかったから。表示品質があまり変わらなかったのと細かい詰めを放り投げた結果として常用してないのかも。
@2013-05-27 SetFontと SetFontに関しては同じ機能を提供しつつ、LOGFONT版でなく HFONT版を呼んだときには、前回の HFONTとの比較結果次第で以降の処理を省略する意図がありそう。みみっちい。ポインタ/ハンドルを比較してその先の値が同じかどうかわかるかいな。そんな目的のためだけにメンバ変数を増やしますか。しかし、効くのだろうか。自分のパッチでは std::basic_string<TCHAR>を毎回作って lfFaceNameの比較をしていた。手を抜きすぎだとは思う。
読み方 オゥペイクだってさ。オパックだと思ってたよ。思い込みは恐いよ。
最終更新: 2013-05-02T16:45+0900
830 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/30(火) 13:45:27.36 ID:ph+iG0mE0 >>829 これってブロックコメントの色付け方法が変更されるの?違う? 完全に閉じたときのみに色変更してほしいんだが……。 現在の仕様のブロックコメント開始文字列があったらただちに色変更されるのは、(他人の)jsコード見るとき非常に困る。
>>830 829で指摘した変更は単なる最適化を目的としたものだよ。 >現在の仕様のブロックコメント開始文字列があったらただちに これは ANSI板からの仕様みたいだし、自分としても、画面内の 情報だけに頼って色分けできたほうがどんなファイルを開いた場 合でも軽くていいと思う。対かっこ強調などもそういう割り切り が多いよ。
せっかくこの日記に書いてるのだし、SHJS方式にも言及しておくと、あれでもやっぱり行末を超えた時点で、コメント終了マークが存在しなくても、コメント開始が確定してしまう。その取り消しを可能にするのがバックトラック版(20090808p01)なんだけど、あれができるのは Web上に載せるコード片が対象だからっていうのがある。IDEでもそれは許されるだろうけど、テキストエディタではどうだろう。バックグラウンドで色分けスレッドを走らせて非同期に画面上の文字の色を変えていくというのは可能だろうけど、わずかなラグ(ちらつき)が気になったりするだろうね。非同期だけど一瞬だけは待つことにして大体の場合は同期的に見えるというのだと、いいのかな? Operaだったか、ページの描画待ち時間を指定できたけど、あれはそういう意味だったのか。
予想外の展開。未完成の .jsに対する色分けかと思っていたら、XPathを表現した文字列に含まれる /* をコメント開始と誤認識するってな話だった。
832 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/30(火) 18:48:43.80 ID:ph+iG0mE0 >>831 ?……そのプログラムって何を指すの?サクラ側の実行プログラムのこと? 例に挙げたjs(JavaScript)のこと? jsでは「/*~*/」がブロックコメントという扱いだけど、「/*」の文字列はXPathなどコード上記述されることがままある。 このとき「*/」が以降のコードのどこかに記されてない限りコメント色が付いたまま。 だけどjsの実行上は問題ない。あくまで視認の問題。他人のコードを読むときに困ってるんだ。
正規表現キーワードでは回避できないんだよね。既知の不具合です>サクラエディタBBS[7020]
掲示板のこのやりとりが 20090808p03のきっかけだった。自分では今でも使ってるんだけど、性能がときどき問題になる。バイナリファイル(=改行が少ない)を開いて検索したときに顕著。
もやもやするって書いちゃった(20130425)けど、このパッチ(#431 PHPヒアドキュメント/C++ RowString/C# quoted String等対応)が適用されたら、文字列の色分けを正規表現キーワードから組み込みのものにまた任せることができるし、それで解決すると思う。ただし、正規表現リテラルの中の /* は解決しない。
834 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/02(木) 05:53:25.17 ID:8gLFxXSe0 正規表現リテラルとか、htmlやphpみたいな文脈による言語変更とかを考えだすと限界があるんだよな・・・ vimのシンタックスエンジンを組み込みたい。あれかなり強力だし
どんなのだろうと検索したら見つかった。>syntax - vimdoc-ja< 難しすぎるでしょ。特定のキーワード(containとか contained)がフラットな記述に構造を与えてて余計に難しいってのもあるけど。
最終更新: 2013-04-15T03:23+0900
どうせ Rubyマクロはコマンドの先頭を小文字にする必要があって他のマクロと同じように書けないのだし、使われてないからこれまでに書かれたマクロ資産との互換性を図る必要もないし、例外とリークの元になり実行前の負荷も発生させる SCRIPTITEM_GLOBALMEMBERSフラグを落とすのがいいと思う。ScriptEngine名が "RubyScript." で始まるときとかに限って。
SCRIPTITEM_GLOBALMEMBERSフラグを落とすと $Editor.insTextだけのマクロは何十回でも問題なく実行できてるけど、それだけで安心してよいものか。Editorと書いたときのように(数字で始まるマクロコマンドを呼んだときも?)初回で確実に落ちるというだけならいいけど、何回も実行してるうちに運が悪ければ落ちるというのがあれば
最終更新: 2012-10-24T00:56+0900
矩形の選択中の未選択状態でコピーをすると矩形のままになる - ID: 3578282
IsBoxSelectingは IsTextSelectingに含まれる概念だと思われるから IsTextSelecting(0幅選択を含む選択状態)と IsTextSelected(1文字以上選択されている)の2つだけで判定条件を書きたい。0文字選択→選択キャンセル&移動。1文字以上選択→選択キャンセル。実際の処理は共通でいけるはず。
IsTextSelectingは BoxSelectが必ずロックを伴うことを当てにして今のように書かれてる気がするので追い追い修正が必要になりそう。>20090923p01
でも黙っとく。実際に正しく動くか検証もしてないし。
最終更新: 2012-10-02T16:53+0900
選択された文字列かファイルの全体を JScriptマクロとして実行する。登録の手間なしにマクロを試してみたり、マクロのデバッグ&実行を登録や読み直しの手間なしに行うために。何個目の車輪になるのか数え切れないほどだと思ったので書いてなかったが、今日読んだ本*に同じようなアイディアが書いてあったので。2010年作。
/* InstantMacro.js 選択テキストまたはファイル全体を JScriptマクロとして実行する。 */ var jsmacro = Editor.GetSelectedString(0) || Editor_AllText(); try { eval(jsmacro); } catch(e) { Editor.TraceOut(e.message); } function Editor_AllText() { var text = ""; for(var n = 1, n_max = Editor.GetLineCount(0); n <= n_max; ++n) { text += Editor.GetLineStr(n); } return text; }
* リンク先は今日読み終わった本。このマンガを読んでも出てこない。
最終更新: 2012-08-10T23:22+0900
Index: sakura_core/CViewCommander.cpp =================================================================== --- sakura_core/CViewCommander.cpp (リビジョン 55744) +++ sakura_core/CViewCommander.cpp (リビジョン 55745) @@ -3035,9 +3035,6 @@ // 2005.06.24 Moca m_pCommanderView->GetSelectionInfo().DisableSelectArea( bReDraw ); m_pCommanderView->GetSelectionInfo().SetSelectArea( matchLayoutRange ); - if( bReDraw ){ - m_pCommanderView->GetSelectionInfo().DrawSelectArea(); - } } /* カーソル移動 */ @@ -3046,6 +3043,15 @@ GetCaret().MoveCursor( matchLayoutRange.GetFrom(), bReDraw ); GetCaret().m_nCaretPosX_Prev = GetCaret().GetCaretLayoutPos().GetX2(); + if( bReDraw && !keepCurrentSelection ){ + // keepCurrentSelectionのときは不要っぽい。 + // ステータスバーに表示される選択領域のサイズが + // (たぶんカーソル移動によって)消去されないように + // 後ろの方に移動してきた。 + /* 選択領域描画 */ + m_pCommanderView->GetSelectionInfo().DrawSelectArea(); + } + /* メッセージ */ if( PointCompare( originalSearchPos, searchPos ) < 0 ) { m_pCommanderView->SendStatusMessage(_T("▲末尾から再検索しました")); @@ -3218,10 +3224,6 @@ } else { // マッチ範囲で選択範囲を置き換える。 sel.DisableSelectArea( bRedraw ); sel.SetSelectArea( matchLayoutRange ); - if( bRedraw ){ - /* 選択領域描画 */ - sel.DrawSelectArea(); - } } /* カーソル移動 */ @@ -3230,6 +3232,15 @@ GetCaret().MoveCursor( matchLayoutRange.GetFrom(), bRedraw ); GetCaret().m_nCaretPosX_Prev = GetCaret().GetCaretLayoutPos().GetX2(); + if( bRedraw && !keepCurrentSelection ){ + // keepCurrentSelectionのときは不要っぽい。 + // ステータスバーに表示される選択領域のサイズが + // (たぶんカーソル移動によって)消去されないように + // 後ろの方に移動してきた。 + /* 選択領域描画 */ + sel.DrawSelectArea(); + } + /* メッセージ */ if( PointCompare( originalSearchPos, searchPos ) > 0 ) { m_pCommanderView->SendStatusMessage(_T("▼先頭から再検索しました"));
最終更新: 2012-07-01T14:27+0900
というわけで、CEditView::IsSearchStringからコピペコードを廃すると CColor_Foundが知りたがっている何番目の単語がマッチしたのかを知るためにさらなる検索が必要になるにもかかわらず、CEditView::IsSearchStringという変態のために仕様を決める必要は全然ない気がしてきた。仕様ってのはこれの→「sakura-unicode:1830」「複数単語検索のブックマーク・Grep対応 - ID: 3539115」。CEditView::IsSearchStringには消えてもらって CColor_Foundと CSearchAgent::SearchWordの組み合わせで何とかすべき問題ではないかと。SearchWordだと検索結果が改行をまたぐようになってもそのままで適応する利点もある(CColor_Foundと CColorStrategyの方には対処が必要だが)。
最終更新: 2012-12-05T05:04+0900
前に自分が引っかかったのと同根。「タブやタイトルバーに変更フラグが表示されるように修正した。フラグ自体は立ってたけど描画が行われていなかったというミス。(20100620p01)」
変更フラグを管理してるのは CDocEditor。ドキュメントを変更した関数が SetModified(bool modified, bool redraw)メソッドでこれに通知するが、更新フラグが立ったとき(落ちたとき)に描画が抑制されていると、以後ドキュメントの変更をトリガにしたキャプションの変更機会を失う。キャプションの内容は変数展開、条件分岐を利用して高度にカスタマイズが可能で、キャプションの更新を必要最低限にケチるのは理に適ってる。ではどうするか。描画の抑制を描画の遅延ととらえて、抑制中に加えられた描画に影響する変更を記録して、後でまとめて描画する? Webブラウザが JavaScriptに対して行ってるように? それは大変。マクロ由来のコマンドを描画を抑制して実行してるのは CMacro。かといって CMacroがコマンド呼び出しの前後で描画を適切に維持するのは出過ぎた行為。さっき「キャプションの更新を必要最低限にケチるのは理に適ってる」と書いたけど、描画の抑制をやめるのが一番簡単。だって Charマクロで InsTextのような問題が起きないのは、Charマクロの実体関数が redrawフラグを受け取らないで常に描画を行ってるせいだから。
<2012-06-25> ReDrawマクロの存在を教えてもらったのでちょっと修正。なんでこんな(描画に問題があるときに実行して下さい)コマンドがあるんだか。
現在の編集ウィンドウを再描画します。何らかの原因で画面表示を最新状態に更新したい場合に使います。
【例】 ステータスバーを非表示にしたとき、メニューバーの左側にステータス情報が表示されますが、ファイル名のチップ等で消されてしまうことがあります。そういう場合に使います。
なんで手動でやらそうとしたんだ……。
</2012-06-25>
<2012-07-04>
……って、その、メニューバーの左側右端に表示されるステータス情報は、もう消えなくなってるアレだ。「SourceForge.net Repository - [sakura-editor] Revision 1594」
</2012-07-04>
/** OneTouchIndent.js * サクラエディタのマクロ。 * Tabキーに割り付けて使う。 * 前の行にならって同じインデント(Tab,Spaceなど空白文字全般)を挿入する。 * Enterをトリガーにしたオートインデントってイマイチじゃない? 一段深すぎたり、空行を挿入したかったりするときに削除の手間が必要で。 このマクロは、Tabキーを押す手間は必要だが、望まないインデントは行わない。 */ if (OneTouchIndent()) { Editor.ReDraw(); } else { Editor.IndentTab(); } function OneTouchIndent() // returns true(done) or false(undone) { // 文字列選択中はインデント文字の挿入ではなく、インデントを行いたい。 if (Editor.IsTextSelected) { return false; } var caret = eval(Editor.ExpandParameter("({y:$y-1, x:$x-1})")); // 前の行にならってインデントの文字と量を決定するので、先頭行では(デフォルトの)インデントを行いたい。 if (caret.y < 1) { return false; } var thisline = Editor.GetLineStr(caret.y+1); var prevline = Editor.GetLineStr(caret.y); var previdnt = prevline.match(/^(?:(?![\r\n])\s)*/)[0]; // 行頭の、改行を除く空白文字 // prevline[0...previdnt.length] // thisline[0...caret.x] if (previdnt.length <= caret.x) { return false; } if (previdnt.substring(0, caret.x) !== thisline.substring(0, caret.x)) { return false; } Editor.InsText(previdnt.substr(caret.x)); return true; }
気付くのが遅すぎるけど、インデントを深くしたいときには意識的にタブキーとスペースキーを使い分けないといけなかった。そういうのを気にせずワンボタンで済ませられたらなお良かった。
最終更新: 2013-04-02T03:37+0900
348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/15(火) 20:41:18.84 ID:F7CbiPBA0
正規表現検索でグループ化してる部分を全体一致とは別の色で表示するにはどうすればいいのでしょうか?
こうですか? subpattern_highlight.patch(7.7KiB)
なんでこれでいけると思ったのかが不思議なほどバグってた。スクリーンショットを撮ろうとしても、うまくいくケースを見つける方が難しい。修正した。
subpattern_highlight.rev2.patch(7.8KiB)
再帰パターンとか繰り返し(量指定子)付きグループをうまく色分けすることはできないので、あんまり実用性はない。
※ベースラインから下が切れてるのはサクラエディタのせいではありません。
最終更新: 2012-02-29T12:47+0900
と思わないでもないけど、Rubyマクロにはエディタ側に色々と問題があるのがわかってるので、大枠に沿ったまま書き直してみた。WshScriptExecを使ってみたかっただけ。WshScriptExecを得る方法は WScript.Shell.Execだけなんだけど、これを実行すると必ずコンソールが表示されるのがうまくない。こっそり実行して処理結果だけ欲しいのに。
# coding: windows-31j $/ = "\r\n" $stdout.sync = true # putsした内容をすぐ flushして .jsが受け取れるように。 puts("[size = % 4d]" % $_.chomp.size) while gets
var RubyBin = "ruby"; var RubyScr = "script.rb"; var RubyExec = new ActiveXObject("WScript.Shell").Exec("\""+ RubyBin +"\" \""+ RubyScr +"\""); RubyExec.StdErr.Close(); /* (折り返し行でない)改行単位でのカーソル移動が「GoLineTop」しかなさそうなので、これを基にしてカーソル移動を行う。 ExpandParameterで $yの変化を監視する手もあるにはある。 */ // 開始地点(最終行)へ移動。 Editor.GoFileEnd(); Editor.GoLineTop(9); if (! Editor.GetLineStr(0)) { Editor.Up(); // skip [EOF] only line. } // 下から上へ一行ずつ処理する。 for (var linenum = Editor.GetLineCount(0); 1 <= linenum; --linenum) { if (RubyExec.Status != 0) { // if not running break; // 継続は無意味。 } RubyExec.StdIn.WriteLine(Editor.GetLineStr(0).replace(/(?:\r\n?|\n)$/, "")); // カーソル行の文字列をRubyに送る Editor.InsText(RubyExec.StdOut.ReadLine()); //カーソルを上の行の先頭へ移動 Editor.GoLineTop(9); Editor.Up(); } RubyExec.StdIn.Close(); RubyExec.StdOut.Close(); RubyExec.Terminate();
最終更新: 2011-12-14T19:35+0900
ヒアドキュメントといえば前にも書いて(そんで忘れて)たが、
print <<HEAD, <<BODY HEAD BODY
みたいなのをどうするのかってことだ。<<HEAD...HEADの中に BODYだけの行が来ないことを期待しつつ、一番後ろの <<BODY...BODYだけを対象にするとか?でも <<HEADが来た時点でコメントモードが始まってしまうな。終了パターンで $+ (最後のキャプチャ内容)が使えたらいいのか?そもそもこの姑息な手でいくのか?それに開始パターンで <<HEADから、<<BODYをキャプチャしつつ、改行までを食うとしても、こういうスクリプトを想定してしまうわけだ。正規表現を使った簡易ハイライトだというのに。
p "" << <<"HEAD" <<"NECK" << <<"BODY" <head> HEAD <body> BODY #=> "<head>\nNECK<body>\n"
* 繰り返し付きグループの色分けはたぶん最後のマッチだけが対象になると思う。
最終更新: 2011-08-21T01:48+0900
(?imx-imx) 孤立オプション i: 大文字小文字照合 m: 複数行 x: 拡張形式 (?imx-imx:式) 式オプション
補記 1. 文法依存オプション + ONIG_SYNTAX_RUBY (?m): 終止符記号(.)は改行と照合成功 + ONIG_SYNTAX_PERL と ONIG_SYNTAX_JAVA (?s): 終止符記号(.)は改行と照合成功 (?m): ^ は改行の直後に照合する、$ は改行の直前に照合する
サクラエディタが自動で mフラグをくっつけて m/pattern/km みたいなのを正規表現ライブラリに渡すので油断していた。インラインでフラグを変更する方法がある。
ところで、mフラグは実装間で意味に一貫性が無く、また鬼車のフラグも間違いを誘うような名前をしているので注意が必要。みんな ECMAScriptに倣え!
+ 孤立オプションの有効範囲は、その孤立オプションを含んでいる式集合の終わりまでである 例. (?:(?i)a|b) は (?:(?i:a|b)) と解釈される、(?:(?i:a)|b)ではない
フラグの意味に加えて、その有効範囲の面倒くさいことよ。これに対処するくらいなら他の方法を考えるレベル。Onigmoは PCREみたいに、パターンのコンパイル時オプションとして「改行」を意味する文字を指定することに対応してくれないのかな。>NEWLINE CONVENTIONS(pcre.txt)
mフラグを OFFにする目的は何かといえば、JavaScriptと bregonigにおいては $ と ^ が改行前後にマッチしないように、Rubyにおいては . が改行にマッチしないように、ということだ。
「$ と ^ が改行前後にマッチしないように」は言い換えると「^ と $ が文書の頭と末尾にだけマッチするように」ということだが、サクラエディタにおいては従来、文書の先頭・末尾と各行文字列の先頭・末尾は区別できず、各行文字列末尾と改行直前の区別は曖昧だった。であれば、この問題は複数行検索が実現するときまで先送りしても差し支えないだろう。(ないよね?)
♭ もかスクリーンショット拝見しました。ExtTextOutのETO_OPAQUEようするに"背景を塗りつぶす"に相当する処..
♭ ds14050背景画像を指定したスクリーンショットもとってみました。確かに仰るとおりでした。(novice123さんが背景画像を指..