2013年01月23日 (水)家の Windows PCのパスワードリマインダを紹介。「黄色いあれ」記憶を失わない限り俺にはわかる(それってほとんど、(一日一回以上入力する)パスワードを忘れるようなことがない限りわかるって言ってるのと変わらない)。リマインダ関係なしに周辺情報を集めた方が当たりやすかったり。■定型の質問文と組み合わせて強制的に2つ目のパスワードを作らせようとするのってなんなんでしょうね(Windowsのことではないよ。ないけど……Windowsの場合パスワードリマインダを機能させるためには意味のある、辞書に載ってそうなパスワードを設定することが求められてるな)。弱い方から破られるだろうに。質問に対するよくある答えを用意して、多数の IDに対して無差別にログインを試行すればけっこう当たるでしょう。
2013年01月21日 (月)電子書籍に対して勘違い(過度な期待)をしていたのをどこかのブログで気付かされた。あれは文庫版が出るのを待望して喜ぶように、電書版まで出たのを祝福すべきことだったのだと。だから最新刊が手に入らなかったりシリーズの途中までしか揃ってなかったりしてもがっかりしてはいけない。そのうち別ルートから電書版が手に入る可能性がなきにしもあらずだ。何年でも待っていよう(それでいいその程度のものと判断したなら)。■単行本を買うということ。価格の高さ、かさばることに負けないメリットを見出した結果。著者の最新作を(雑誌連載には遅れるけど)すぐに読みたい、読み終わったら本棚に並べて保存したい、あたりの理由だろうか。奇特だね。それにすぐに読みたいというのを一応理由に挙げたが、著者のブログを読むのとアマゾンで著者名をクリックするのだけが俺が単行本の発売を知る手段だ。文庫には太洋社とまんが王倶楽部のリストがあるが単行本にはない。講談社と丸善&ジュンク堂ネットストアのメールマガジンが希少な例外手段。■文庫を買うということ。単行本に価値を見いだせなかったり文庫版にそれに優る別の価値を見つけた結果。安い。軽い。場所をとらない。自炊しやすい。文庫版あとがきや解説があったりする。■古本を買うということ。圧倒的に価格。時間の経過につれて価格が下がる。単行本発売から半年から数年遅れて文庫が出るころには単行本が古本で251円で手に入る。文庫本だって単行本よりスタートが遅れるものの発売から中古価格が下がっていく。同じ古本でも文庫か単行本か。落ちてきた文庫の最新刊には最初から鮮度なんてないし、中古価格が下落するまで余分に待つことは苦ではない。読むものは他にいくらだってあるし、自炊すれば紙の劣化や汚れも問題ではなくなる。底値をつけるのは単行本の方が早いけど自分は文庫の古本により高い価値を見出してる。■電子書籍を買うということ。なんだろうね? 文庫より場所をとらない。文庫より安い。手元にすぐ届く。自炊の手間が不要(スキャン、最適化、転送、バックアップ)。自炊より高品質(傾きなし、高コントラスト、高解像度、文字データ付きで検索が可能)。考えられるメリットはいっぱいあるけど両立しないものもあるし、現状ではひとつでも成立していれば御の字である(という使い方から御の字が妥協することだという誤解が生じるのだな。(反語)みたいに(皮肉)(諦念)とか書かないかんのか?)。■ハードカバー、文庫というフォーマットが大まかな価格を決めるように電書には電書の価格があって、それは150円から300円くらいだと思ってる。これは、安く早くいつでもどこでも気軽に大量に購入できて(質は)まずくない、という価格。安さと品揃えの良さと露出の多さとアクセスの良さが勝負の決め手。高品質の電子書籍はプレミア価格の単行本の付録としてか自炊でしか手に入らないかもね。■例外。オライリーとか達人出版会。まだ自分で評価を決めかねてる。文庫や古本の競合としての電書とは位置づけが違うので。■電書の市場がどういうものになるのかわからないけど、現状では文庫を自炊するのが質(カバー、カバー裏、表紙、カラーページ、挿絵の省略がないこと。解像度の高さ)、価格(中古の売買も当然考慮のうち)、発売の確実さ、発売時期(単行本より遅いがその他より遅くはない)、発見・購入の容易さ、データの扱いやすさ(他端末へのコピー、端末ごとの最適化、メタデータの整理統一)で有利。泣き所は(単行本に比べた)発売の遅さ、文字データがなく単語・人名の以前の登場位置にジャンプできないこと、輸送にかかる時間、スキャンの手間、紙ゴミ。どう考えても些細なことでは有無をいわせない低価格にしか電書の価値が見つからない(自炊と同等以上のデータは用意できないでしょう?それも300円までで。できそうなのは青空文庫だけだ)。どうやら Sony Readerと ScanSnapを手にした俺は文庫の自炊で満足してる(読書端末が液晶タブレットしかなかったら、ScanSnapがなかったら、電書への要求やその水準は違っていたろう)。電書がはやって中古市場が縮小しないことを望む。■■■翌日。こうまで電書を否定してしまうと試してみたくなるのが人情というもの。Reader Storeをのぞいてみたら以前はクレジットカードだけだったはずの決済方法に NET CASHが加わっている。他には、My Sony Clubの My Sony IDというのを取得しなければいけないのがものすごく面倒だけど、これは買い物をする以上しかたない。なんだかんだで現役のソニー製品を数えてみたら6つもあることでもあるし、GPS付きのデジカメとかネックバンド型の MP3プレイヤーとかヘッドマウントディスプレイとか、目を付けてるソニー製品にも事欠かない。会員IDをメモる手間くらいかけようじゃないか。■メールメンバーとして登録したら Reader Store優待プログラム:ランクRegularだってさ。楽天とか DHCと同じことしてんのな。客の足下を見てこっそり価格の付け替えをするより公正だとは思うけど反吐が出る。ポイント集めゲームを楽しめる人間はつまらない人生の楽しみ方を知ってると本当に思う。■ガガガ文庫の315円という値付けが絶妙。あとノベルズの充実っぷりが目立つ。だけど Sony Readerでギリギリ読めないものが2段組のノベルズだったり。余白はもちろんノンブルと章タイトルまで削っても字が小さすぎて読む気が起こらない。電書として販売されてるものがどういう組み方をされてるのかはわからんけど確かめようもなし。いやいやサンプルダウンロードボタンがあった。Readerに転送しないと読めないんだけど。■書籍のデータが全然足りない。データサイズ、(あるなら)ピクセルサイズ、文庫換算であるいはPRS-650で表示したときに何ページあるのか、とか。■書籍管理ソフト(eBook Transfer for Reader)を起動するとそれ以外にランチャーとバックグラウンドサービスが起動して起動しっぱなしになるというのがすごく嫌で、サンプルや購入した書籍をとりあえずダウンロードだけして保存しがち。■Reader Storeには美少女文庫が足りない!ソフガレとパラダイムも!■■■「このジュブナイルポルノがすごいかもしれない 2012 - SNOW ILLUSION blog」